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2009年 01月 09日

半ドア生活 (6) コールマンのテントをインドアで

b0061413_041947.jpg 今まで、アウトドアをインドアに持ち込むという 「半ドア生活」 を書いてきた。 それは日常のなかに色々とあって1週間の予定ではすべて紹介しきれないと思うのでここら辺で一段落させておきたい。あとはポットやラジオや日用品のさまざまなものでアウトドア用を室内で使っていることについては思い出したおりに追記としてブログ記事にしていきたい。 さて、連載の区切りはこれである。 「半ドア生活」 としては極めつけかもしれない。 8畳間にドーム型のテントをたてたのである。 私は ※ 「地球のどこでもテントをはる会」 の会員ではあるが、まさかこの地球上のなかでも自宅のなかにテントをたてることになるとは思わなかった。 このいきさつについては、ここに 「半ドア生活」 の核心部分があると思うので、それをご紹介させていただきたく思う。




b0061413_052412.jpg ある晴れた日に 「今日は天気がいいから夕食はバーベキューにしよう、海がいいか?山がいいか?河原がいいか?近くの公園がいいか?」 とシャラポア(妻・日本人)に言ったことがあるが、その贅沢さに私は気がつかなかった。23区の外とはいえ、東京生まれで東京育ちのシャラポアはバーベキューといえば高級住宅地に住む友人の豪邸の芝生の上でのパーティのようなものに招かれるか、もしくは場所の予約を取るのが大変で、しかも時間制限のあるバーベキュー場を確保するイメージが強かったのだ。天候のいい日に思いつきで場所はかなりの選択肢から選べるという身近な幸せに私の方はまったく気がついていなかった。今住んでいるところの良さというようなものを私は自分で発見するよりも、圧倒的にシャラポアから指摘されて初めて気がつくということが多い。

b0061413_06823.jpg 普段からダッチオーブやスキレットはかなりの頻度で日常的に使っているが、やはり風情も含めてアウトドアクッキングは野外でその本領も発揮される。「外食」でもスペシャルなカテゴリーである「野外食」ということになると特に子どもたちははしゃぎまわる。 ところが、土曜日・日曜日に仕事が多くなってしまう生業(なりわい)なので、私自身もいちばん楽しみにしている時間を意外と多くはとれない。また、急用が入ってくることも多い生業であるから 「さあ行くぞ!」 とかけ声をかけた後でプランが不発になることも少なくない。そういう時は私自身も残念であるのだが、楽しみにしていた子どもたちのブーイングは最大限に達する。アウトドアクッキングのことなどこのブログでは多く書いているので私を何かアウトドアの達人のように過大なイメージで読んでくださっている方もいしゃっらると思うが、「家族で野外食」 というようなことに絞っても、せいぜい年に数回ほどのことなのである。

b0061413_063649.jpg そんな不満が鬱積(うっせき)し、子どもたちから 「自宅にテントをたててくれ」 というコールがこの冬に起こったのだ。コールマンのドームテントはキャノピー(日よけの役割をする出っ張り屋根)を出すためにその支えになっているポールはペグで固定しなければならず、まさか畳にペグを打ち込むわけにはいかないと反対してきたが、考えてみれば自宅のなかのシュールなテントにキャノピーなどまったく不要だ。 キャノピーなしでシャラポアと二人でテントを設営してみれば、何とか8畳間にギリギリに収った。コールマンのドーム型は高さがある。蛍光灯の熱がテントに伝わるのが気になったので、テント設営の期間中蛍光灯の使用は禁止とした。何だかわけがわからない。 設営期間は三日間ほどで想定していたが、朝起きてテントの天井が目に入り、隣で子どもたちが寝ているのを横目に 「ここはどこじゃ?」と自問する瞬間の快感がたまらず、最後はこのマーヒーがシャラポアに頼み込んで昨年の12月中の2週間、このテント生活は続いた。 


マーヒー加藤

※ 「地球のどこでもテントを張る会」 というのはシェルパ斉藤さんが
厳寒期の山形県の月山にテントを張る時に警察に許可をもらうために
その場で考えて申請した時の団体名であり、
私も勝手に会員にさせてもらっている。
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by kaneniwa | 2009-01-09 01:02 | 草外道


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