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2009年 01月 19日

トトトの歌 (猫ふんじゃった) の研究 (1)

猫ふんじゃった という曲の作曲者については諸説があって、
ピアニストのルービンシュタイン作曲説まであるが、基本的には
作曲者は不詳ということになっている。
変ト長調または嬰ヘ長調でのピアノ独奏というのが基本である。
少なくともフルオーケストラなんかの演奏で聴いたことがない。
考えてみたら、鍵盤楽器以外の楽器、たとえばギターなんかの
音色でも私は耳にしたことがない曲である。

五線譜というものに書けば♯か♭が6個も付くことになり、
実際に黒鍵を多用するために難易度の高い曲に見える。

しかし、ピアノで 猫ふんじゃった を弾けるという人は多い。
猫ふんじゃった だけが唯一弾くことができる曲だという人も
少なくないような気がする。 
そして、その大半が♯や♭が多用される五線譜などとは関係なく、
楽譜などからの習得とはまったく違った経験的学習で友だちから
教わったり、あるいは覚えやすいメロディからたどった独習で弾くという、
何だか学校の音楽の授業、バイエルやツェルニーなどのピアノ教則とは
まったく異なった形でものにしている人が多いように思える。

かなり前のことで、なかなか出典が出てこないのだが、

「猫ふんじゃった をアメリカ人に聴かせるとピアノの達人だと
勘違いされる」

という豆知識を 故・ナンシー関さんの書いた文章で読んだ記憶がある。

理由は、ドイツでは 「ノミのワルツ」 ロシアでは 「犬のワルツ」
メキシコでは 「お猿さん」 スウェーデンでは 「豚のワルツ」
ハンガリーでは 「ロバのマーチ」
などと、各国で猫はいろんな動物や昆虫に変化(へんげ)しているが、
(これがホンマの化け猫や)
多くの国々で日本でいう 猫ふんじゃった のメロディは有名であるが、
アメリカ合衆国では元のメロディがそんなに知られていないので、
若干コミカルな曲調ではあるものの黒鍵をたくさん使いこなした
超絶技巧の曲を楽しそうに、しかもまったく難曲を弾きこなすといった
感じではなく、肩の力を抜いて楽々と弾きこなす様子を見られたら
「こいつはピアノの達人か?」
と勘違いしてくれるという趣旨の文章だったように思う。

まずは、世界中で この 猫ふんじゃった がどういう名前で
呼ばれているのかを一覧にしてみたいと思う。




ねこふんじゃった(日本)
ねこのマーチ(ブルガリア)
猫の踊り(韓国)

楽譜(変ト長調)子猫之舞(台湾)
黒猫のダンス(ルーマニア)
犬のワルツ(ロシア)
犬のポルカ(チリ)
蚤(ノミ)のワルツ(ドイツ)
ノミのマーチ(ルクセンブルグ)
アヒルの子たち(キューバ)
三羽の子アヒル(キューバ)
ロバのマーチ(ハンガリー)
お猿さん(メキシコ)
豚のワルツ(スウェーデン)
お箸(イギリス、アメリカ)
トトトの歌(イギリス、アメリカ)
お箸(南アフリカ)
カツレツ(フランス)
チョコレート(スペイン)
公爵夫人(デンマーク)
三女の足(デンマーク)
道化師ポルカ(アルゼンチン)
追い出しポルカ(マジョルカ島)
橋(イギリス、アメリカ、カナダ、ハンガリー)
黒のメロディー(ユーゴスラビア)
サーカスソング(イギリス、アメリカ、カナダ)


というところである。
ワルツ、それからマーチに編曲されている国々があるなぁ。

猫ふんじゃった でワルツを踊ったり、
マーチ(行進曲) で行進したりすると
足ふんじゃった・・・ってことになりそうな気がするが、
そこは基本メロディは同じでうまく編曲がされているのだろう。

そして、その問題のアメリカ(イギリスも)で 
「トトトの歌」 というものを見つけて ??? となってしまった。
私は、こんなレレレのおじさんのテーマのような曲名を見たのは
初めてである。

興味をもってしまった。 (続く)

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-01-19 02:08 | 草評


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