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2009年 02月 28日

すべる話 (2)

b0061413_3543421.jpg 10歳の娘はスキーでは緩斜面でスキーの板でスケーティングのようなことも自然とするようになっていたので、初めてのスケートでもほとんど転ばずにスイスイと滑り出した。なんせトリノオリンピック以来、ずっとスケートをやりたがっていたのだから、スケートができる喜びを全身で爆発させて滑りまくった。東京出身ながら日帰りスキーツアーでスキーに夢中になったこともあるシャラポア(妻・日本人)も上手いものだった。2歳の末娘は、無料で貸し靴を出してくれたのだが、やはりしがみついてくるだけで滑ることは難しかった。スケート靴を脱いでベンチで待機ということになり、家族が交代しながら見ることになった。 おもしろかったのがわずか3時間ほどの間で7歳の息子の 「成長過程」 というか、「進化の過程」 が見られた初スケートの様子だった。




b0061413_3554171.jpg 柏崎市のスケートリンクでは写真のようなヘルメットも貸してくれる。当日のコスチュームと合わせて、何だかアイスホッケー選手のようないでたちでなかなかカッコ良かった。しかし、初めてのスケートでスイスイ滑っている3つ年上のお姉ちゃんの背中を追いかけようとするが、当然なかなか上手くいかない。全身に力が入ってのムダな運動総量は相当なものだ。まあ、それでもお姉ちゃんについていこうとして必死にバタバタと全身を動かす姿はペンギンの赤ちゃんの挙動のようにカワイイものではあった。汗びっしょりになる。ベンチに帰ってきてヘルメットを脱ぎ捨て、思い通りにならない自分の身に腹を立てて涙をポロポロとこぼしていた。しかし、そこで止めないのが宿敵であるお姉ちゃんがいることの良さだった。ヘルメットをベンチに置き、彼は涙を流した後に再びリンクに帰ってきた。再びリンクに飛び出していくその後ろ姿には、マイケル・ジョーダンが「I 'm back」 と言ってコートに帰ってきた時の感動を感じた。

b0061413_3563921.jpg わずか10分で見切りをつけ、劇的な早さで燃え尽きてスケート界を引退した2歳の末娘の次の関心は、リンクサイドからお兄ちゃんの滑りを見守ることだった。「おにーちゃん、おにーちゃん」と叫び、呼び寄せて何と言っているのか誰にもわからないけれども兄にアドバイスを送っていた。そのお兄ちゃんは、ライバルお姉ちゃんの背中を追いかけ、妹にいいところを見せようと滑りまくるのであった。3時間後、息子もけっこう滑れるようになっていた。 さて、リンクの中央には高校生ぐらいの女の子たちの競技者がスピンやジャンプの練習をしていた。そのなかにはビールマンスピンをやっている女の子もいてビックリしてしまった。ビールマンスピンはデニス・ビールマン選手にしかできないと思っていたもの。そして、本当に好感をもってしまったのは、何だかフィギアスケート競技者は細い体型が当たり前という先入観を自然ともってしまった私には、ごく普通の体型の女の子がスピンやジャンプという練習をしているのに健康美という美を感じた。そして、私と同じぐらいか、もしくは私よりも年上ぐらいの女性が、やはりリンクの中央でスピンの練習をしていた。これもまた新鮮なものとして目に映った。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-02-28 05:39 | 雑草


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