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2009年 03月 15日

ジョージア・オン・マイ・マインド (GEORGIA ON MY MIND) の研究 (2)

そもそも、前歌とは何か。
うーん、前歌という表現は、実は箏曲(そうきょく)用語でもあるので
的確ではないかもしれない。

かといって Verse(ヴァース) という本来の言葉も、
これはキリスト教の特に聖書に関する言葉が本来だ。

うまく、前歌というものが説明できるだろうか?



Verse(ヴァース)、前歌というものを説明するために、
いちばん説明しやすいのが アレ だ。

アレといっても何だかひとことで説明できないのでまどろっこしいが・・・
作詞界の大御所・故・川内康範大先生を激怒させた、
森進一が 数年前の紅白歌合戦で 「おふくろさん」 を歌う前に、
猪俣公章らと作った アレ である。
「おふくろさん」 本体とは直接のメロディラインなどは違っているが、
「おふくろさん」 をイントロなしで歌うために導入するための短い歌だ。

これが 「普遍的な母というものを書いた歌詞を、歌い手の個人の母に矮小化した」
と川内康範大先生が激怒し、これが著作権上でも大問題となったことの発端だった。

この問題が起こった時に、見ていたワイドショーで、
デーブ・スペクターが 
 「なるほど勝手にVerse(ヴァース)を付けてしまったというわけですね、フムフム」
と一人でつぶやいて一人でうなずいていた。

1920年代、1930年代のブルーズ音楽では、この歌の前に前歌を歌うということは
当たり前のことだったらしい。
楽曲のアレンジ手法や演奏能力が上がるにつれて
「前歌から入るよりは、魅力的なイントロを作って歌い出したい」
ということが盛んになってきたようだ。

GEORGIA ON MY MIND に付いているオリジナルの前歌
初めて知った時から、非常に魅力的なものだと感じた。
シンプルなカントリー・ソングのテイストもありつつ、
GEORGIA ON MY MINDの本曲へスムーズに導いてくれる。

私としては、シャラポア(妻・日本人)の許可さえ得られれば、
アメリカ南部を中心にいろんな曲の前歌探しの旅に出たい。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-03-15 00:58 | 草評


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