2009年 04月 11日

草仏教経済学(7) 充電式ラジオ と 人間の めんどくさいパワー

b0061413_6153756.jpg 人間には 「めんどくさいパワー」 というものが存在する。 たとえば、椅子4脚を2階に運ばなければならなかったりする。1回に1脚づつ運ぶのが運動量と効率としては適切なのであるが、4回階段を上り下りするのがめんどくさいなぁと思い転倒の危険も顧みず一度に4脚をまとめて抱えて運んだ時に 「自分のどこにこんな勇気やパワーが潜んでいたのだ」 と感じたりする。 また、日本人なら誰しも覚えがあると思うが、ひも靴を履いた後に忘れ物に気がつき、ヒザをうまく使いながら自衛官さながらのほふく前進や、モハメッド・アリと異種格闘技をやった時のアントニオ猪木の体勢や動きも上手く取り入れ、忘れ物を取って再び玄関へとほふく前進するようなことがある。これを寺院で壮大なスケールでやったこともあり、我ながら 「ただ靴ひもを結び直すのがめんどくさいだけで、このような強いパワーが出ること」 に感心したことがある。

b0061413_616863.jpg 写真はANDOの充電式ラジオである。FMはもちろん、SW(短波放送)もキャッチできる。1分間、リール状のものをまわすと45分間ラジオ放送が聴けると説明書にある。実際は1分の手動充電ではFM放送をけっこうな音量で聴いていると20分ぐらいしかもたない感じだ。コマーシャルの間などに1分間、せっせとリールをまわす。乾電池も併用できるラジオなのだが電池を買いに行くのがめんどくさいので、不思議なめんどくさいパワーが出てくる。それに、手動充電した後に音量がクリアーになると、何だか 「演奏」 をした気分になれる。アナログディスクを操るクラブDJの世界と近いというか遠くないというか。 とにかく使うたびに 「めんどくさいパワー」 の可能性と不思議さを実感させてくれるラジオだ。 私のような人間は、単三電池が充電できるフィットネス器具などがあれば購入するのかもしれない。CO2の排出問題だけを焦点にエコロジストのなかにも原子力発電に賛成する意見も出てきたが、子どもや孫の代まで核廃棄物への問題に懸念をずっと続けなければならないことはめんどくさすぎる。このめんどくささのためなら、かなりパワーが期待できる。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-04-11 06:41 | 草評


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