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2009年 05月 05日

ありがたいお布施

b0061413_124846.jpg お金だけがお布施ではない。もちろん、今の経済社会のなかで労働の対価としての貨幣は基本である。お金がなくては生活できない。しかし、 お布施=お金 というものではない。これはきれいごとではなく、日常の掃除など数多い寺院の用を快く手伝ってくださる行為などはお布施だ。これはささいなことでも嬉しいもので、そういうことがないと寺院はなかなか成り立たない。そして、実体としても目に見えるものとして、野菜などをいただくということがある。これがまた嬉しい。 「形は変で悪いけど」 なんて言っていただくのだが、それがまた嬉しい。物をギブして 「悪いけど」 という言葉までつけ加える気持ちが嬉しい。なるほど、形は確かにスーパーマーケットなどの市場のラインにはのらないものであるが、そういう誠実な人が作った野菜なので誠実な味がするのだ。 

b0061413_1253330.jpg ウニ(東京美研製の食品サンプル)を久しぶりに購入した時の本来の目的であるサイズ比較として置いてみたが、大きさもなかなかのものである。娘(10歳)と息子(7歳)が、アニメ映画の『千と千尋の神隠し』に出てきた大根の神様に似ていると口をそろえて言った。なるほど、あの奇っ怪な温泉宿のエレベーターでいっしょになってさりげなく千尋を助けた大根の神様か。 私が好きな池袋の住職さんが 「お仏飯で育つ」 ということを常々おっしゃっていた。 お布施としていただいた米を食べ、その気持ちをいただいて育つのだ。私自身は少年時代は寺の子どもとして育ったわけではなかったが、この大根を目の前にして私の子どもたちに 「さあ、神様をいただこう」 と言った。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-05-05 01:24 | 雑草


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