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2009年 06月 06日

コッヘル34番 竹の子のカレー

b0061413_21104352.jpg 私の知り合いの奥さんは北海道の奥尻島のご出身で、昔、家庭で「アワビのカレー」というものをよく食べたそうだ。 「何て贅沢な・・・」と言うと反論された。 その環境でお肉は肉屋さんで買ってこなければいけない本当の贅沢品だけれども、海産物はいわゆるハネものを使ったり、「何かカレーに入れる具がないか、ちょっと海に潜ってくるね」というのが当たり前だったそうだ。「親子丼」といえば鮭とイクラの親子丼で、鶏肉と卵の親子丼は本当のごちそうだったという。 そんなカレーを食べていた時代の彼女におけるアワビに当たるものが私にもないだろうかと考えたら、今の私にもあった。竹の子のカレーである。寺院には竹やぶがあるのだ。4月の下旬から5月の中旬まで掘れた竹の子のうち、形がいいものは日頃からお世話になっている方への捧げものになるが、旬を過ぎた5月の中旬以降のものやハネものは皮をむいて米のとぎ汁で茹でられ、自然に冷めたものは冷蔵庫や冷凍庫に保存される。



冷蔵庫に他の食材や飲み物を詰め込まなくてはいけない本格的な
夏が来る前に、この大量の竹の子を調理するのが5月下旬から6月なのだ。

以前は、掘りたてのものを別にすれば、冷蔵庫や冷凍庫のなかの大量の
竹の子を非常によく食べるこの時期は 「処分」というか、
消化試合の敗戦処理投手をするような気分で竹の子を食べていた。
「何て贅沢な!」とお怒りの方は、このブログ記事冒頭の 「アワビのカレー」を
思い出していただきたい。

そういった特有の事情で、おそらくしばらくすることになる
「コッヘルに盛る竹の子料理」であるが、その第一弾は、
もちろん竹の子のカレーである。

竹の子もシャキシャキで美味しいカレーライスであったが、
アワビのカレーと交換してみたいという思いが、ちょっとした。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2009-06-06 21:16 | 草外道


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