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2009年 07月 28日

マーヒーが政界の黒幕だったとして (2) 外務大臣編

さて、今のところフィクションに過ぎないのだけれども、
この私が日本の組閣にまで口を出せるほどの黒幕だったとして、
先日、羽生善治くんを内閣総理大臣の候補としてあげた。
さて、今日は外務大臣にとびきりの逸材を候補として
あげてみたい。



私が外務大臣に指名したいのは
千田 善 (ちだ ぜん 1958年10月10日生まれ) くん である。

政治と関係ないといえば関係はないが、
2006年のドイツワールドカップが終了してから
日本のサッカー界が将来を託したのは
イビチャ・オシム氏であった。
現・日本代表監督である岡田氏は、オシム氏のオシムイズムを継承しつつ
そこに独自の戦術や哲学を投影しているといえる。

千田善くんは、そのイビチャ・オシム元日本代表監督の通訳を務めていた。

オシムイズムを選手に浸透させるについて、いちばん重要なツールである
「言葉」 について、オシム氏は千田くんを全面的に信頼していたと想像する。
まず、千田くんを通訳とするまでにオシム氏は前任者を解雇している。
深遠であり、示唆に富んだ箴言の宝庫であるオシム氏の語録集は何冊もの
本になっているが、編集者や編纂者も千田善という人の言葉の力なしには
そういう本を作ることができたかどうかわからない。

簡単に千田くんの履歴を紹介すると、まず彼は漫画家の吉田戦車の従兄弟である。
本人は岩手県立水沢高等学校を卒業後に東京大学教育学部を卒業し、
ベオグラード大学の政治学部大学院修士課程で国際政治を専攻し中退している。
自身がサッカー選手であり、旧ユーゴスラビアには10年近く生活している。

通訳・翻訳ができるのは 
セルビア語・クロアチア語・ボスニア語・モンテネグロ語・英語・日本語である。
こういう言葉のなかで、特に私は東欧の言葉はひと言も知らないのであるが、
ほぼ同時通訳的に訳さねばならないオシム氏の言葉がとても優れた表現の
日本語になって出てくるところから、運動神経のなかにも知性がある
プロフェッショナルの通訳であると見た。

すでに外務省の研修のための講師を務めたこともあるので、
外務大臣となっても外務省の何人かとは顔見知りである。

通訳と外務大臣では職務の質が全然違うではないか?
と言われそうだが、政界の黒幕(フィクションのフィクサー)の私は
彼のハートに惚れた。

ほぼ同時通訳的にオシム氏の言葉を訳さねばならない彼は、
(しかもオシムの言葉は哲学的であり、神託師的である)
オシムが怒りながら言う時には怒りながら、
穏やかに言う時には穏やかに、
笑いながら言う時は少し笑みを浮かべながら
千田くんは通訳をしている。

そして、オシムが涙をうっすらと浮かべてものを言う時に
泣きそうな震える声のトーンで通訳をしていた。
その声を聞いた時に
「相手の身になれる大乗菩薩道精神をもつ人だ」 
という直感で、もらい泣きをしそうになった。

記者 「祖国の激しい戦乱の体験が、オシムさんの崇高な哲学や戦術にも
    影響を与えましたか?」

オシム(千田訳) 「はい、そうです・・・と言いたいところだけれども、
            そう言ってしまうと戦争を肯定してしまうことになってしまう・・・」

千田善くんが外務大臣になったなら、
日本が不当に戦争に巻き込まれていきそうになった際に、
ギリギリのところで、言葉の力で、外交で回避してくれることを
信じる。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-07-28 16:00 | 草評


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