2009年 09月 02日

子どもたちとリヤカー

b0061413_1163895.jpg 親として似たような経験をされた方は、きっとたくさんいらっしゃると思う。 たとえば6年前の北海道だ。その時は長女が4歳で長男は1歳半。日産のエルグランドという高級なワゴン車を貸してもらい北海道をドライブして満喫しようとした日のこと。借りた車に乗り込む直前の4歳の長女が広場の滑り台を見つけ 「あそこで遊んでからね!」 と言って4回、5回と滑り降りてくるのはニコニコしながら見ていたが、それが15回、20回と続いて時計の針が15分、20分と経過すると 「いい加減にしろ!わざわざ北海道までこんなことをしに来たんじゃないぞ!」 と怒鳴ってしまった。長女は私に怒られて半泣きでスネて車に乗り込み、午前中いっぱいずっとふてくされていた。 そんなこともつい思い出したのは、この夏、新潟県の福島潟キャンプ場だ。 3人の子どもたちが駐車場からキャンプ場まで荷物を運ぶために借りられる リヤカー というものに夢中になったからだ。 私の目から見ると単なる古典的な手段でしかないリヤカーが、10歳以下の3人の子どもの目には 「今まで見たことがない新しいワクワクするおもしろい乗り物」 という目的に映ったようだ。




b0061413_1171066.jpg テーブル、椅子、コット、焚火台、ランタン、3つのダッチオーブンなどなど、波平くん(HONDA AirWave)という小型のワゴン車にこれでもかと詰め込んできた荷物を早いとこリヤカーで運んで、タープなどを設営しなきゃいけないのに 3人の子どもたちは 「このリヤカーで遊ばせてよ」 と懇願(こんがん)し、6年前の北海道の時のように15分、20分、そして今回はもっと長く時間は経過していったのだった。 まいったなぁ・・・とシャラポア(妻・日本人)といっしょに苦笑したが、北海道ではなくて近場なので余裕をもって子どもたちを見つめることができた。 「リヤカーをひいて日本一周したり、オーストラリアを横断したり、世界中を旅した人もいるんだぞ」 と子どもに教えてやると 「うらやましい!やってみたい!」 と目を輝かせた。泊まりがけのアウトドア体験はいろんな要素で子どもを喜ばせたが 「リヤカーランドというものを作るべきじゃないのか?」 と思うほどにその入り口部分で最大にはしゃいだのだ。

b0061413_11871.jpg しかし、さすがに 「いいかげんに荷物を運ばせてくれよ」 と言うと、長女と長男は競って 「私にひかせて!」 と仕事をしたがるのだった。 こうして7歳の長男がリヤカーを引いている後姿を写真に撮ると、「孝行息子」 という言葉を連想したりする。 あるいは 「夜逃げ」 という言葉がふと浮かんだりもする。 「児童福祉法違反」 なんて言葉も出てきたりして 「おしん」 のシーンが頭をよぎったりもする。 しかし、息子の顔は笑っている。満面の笑みでリヤカーをひいているのだ。 「ねぇ、リヤカーっていくらするの?」 と 息子に尋ねられた。 ネコ車と言われる作業用一輪車ならホームセンターなどで売っているのでだいたいはわかるが、リヤカーの価格というのは考えたことがなかった。帰ってから調べたが、ヒラキ、ムラマツ車輌、昭和ブリッジなどがトップブランドであり、この大きさなら6万円~9万円の価格帯だろう。リヤカーとリアカーの表記も両方あるなぁ。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-09-02 02:15 | 草評


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