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2009年 09月 16日

コッヘル77番 サザエさん (貝のBBQ)

b0061413_632685.jpg 今年に入る前からカレンダーを見て意識していたが、日本ではもうすぐ秋の5連休である。本当は、この9月下旬あたりが本当にいい感じのキャンプシーズンでありBBQシーズンであると思う。冷房も暖房も要らないようなカラットした天候は10カラットのダイヤモンドの価値がある。海の魚はいい感じで脂がのり、キノコなどの秋の味覚も出始める。 ところが、5連休は私自身は忙しいお彼岸の期間とも完全に重複して出かけることが困難だ。 気候が良ければ良いほど、ストレスがたまってくる気がする。 その解消のために、せめてブログの世界では晩夏に行なった 「貝のBBQの思い出」 というものに浸ってみたい。 名づけて 「日本全土貝塚化計画」 のプロジェクトの一環として行なった貝のBBQであるが、その第一弾としとりあげてみたいのがサザエさんである。




b0061413_64654.jpg サザエの調理は、写真のようにダッチオーブンを使うことにする。ダッチオーブンというのは万能釜であり、焼き物、揚げ物、そして燻製までなんでもこいという感じなのだが、この「蒸しながら焼く」 というような使い方の時に他の器具では代用できないような魅力をもっとも感じることができる。 せっかくのキャンプ用ダッチオーブンであるので上にも炭をのせて上下からの火で蒸すように焼くことにする。味付けは、ジェット噴射(霧吹き)による醤油と日本酒である。ダッチオーブンに入りきらなかったサザエさんは、写真のようにダッチオーブンのわきで炭火焼きにしておく。

b0061413_655882.jpg ダッチオーブンの方のサザエさんのできあがり。いい感じで火が先っぽの緑色の肝のところにも通っている様子がうかがえる。家庭でのキッチンダッチオーブンでのサザエ調理もやったことはあるが、やっぱり海辺での調理は格別である。潮風の潮の香りもまた、毛穴で感じることができる味覚となる。その風に醤油の香りがほのかに漂う。日本酒の香りとサザエの磯の香りもまた風のなかに漂う。風味という言葉があるぐらいで、この風のナイスブレンドがたまらない。浜辺で遊んでいた子どもたちも、ダッチオーブンの上火をとってリッド(ふた)をリフターで外して封印をとく瞬間には、風のナイスブレンドを感じるために周りに集まってくるのだ。

b0061413_671641.jpg ダッチオーブンに入らなかった直火焼きのサザエさんは、とりだしてから写真のようにコッヘルの上でちょうどいい焼き具合になるまで火を通す。コッヘルが器であるとともに調理器具であったことを再認識させてもらえる瞬間である。 アップダウンというお笑い二人組が歌う なんちゃってフォーク・ソング に こんなのがある。 ♪僕は君が好きだ ♪みんな君のことを悪く言うけれど ♪僕は君が好きでたまらない ♪秋刀魚の苦いところ ♪サザエのミドリのところ ♪ こんな僕の気持ちをわかってくれるのは ♪ 地元の漁師さんだけなのさ・・・  いいや、アップダウンよ、そんなことはない。その気持ち、私も私の家族もよーく理解しているよ。サザエさんを悪く言う人には、僕は弁護人となって、あるいは伝道者となって、その魅力を伝えていくつもりさ。    

b0061413_610731.jpg サザエさん、最高でした。サザエさん、また君と再会できるのは来年の夏ということになるだろう。しばらく君とは会えなくなるけれども、来年、この浜辺(新潟県野潟海岸キャンプ場)に僕はビール片手に必ず君に会いにくるよ。今年の夏は天候も不順で君には 1貝 1回しか会えなかったけれども、君の存在感は抜群だよ。冬の間も、君のことは忘れたくない。いや、たとえ忘れたとしても来年の夏になればきっと君のことを思い出さずにはいられなくなるさ。しかし、サザエさん、君は冬の間はどう過ごしているの貝?


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2009-09-16 06:53 | 草外道


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