2009年 09月 17日

コッヘル78番 岩牡蠣 (貝のBBQ)

b0061413_0445572.jpg 牡蠣(かき)は R の文字が入っている月が美味しいと言われるが・・・誰がそう決めたんや。 責任者出てこいや。 どこの国の常識なんじゃ? 日本海と三陸海岸では真夏の岩牡蠣があんまりにも美味しいので、いつも JULY (7月) の綴りを JURY と書いてしまうやないか。 綴りの誤記の話はウソだが、日本海の岩牡蠣は真夏が美味しいというのはホント。特に7月と8月はまさに 「海のミルク」 という表現どおりのミルキーさを増す。生で食べるのがもちろん美味しいのだが、やはりこれもBBQとしてコッヘルの上に(無理やり)のった。 岩牡蠣が美味しい季節はジュリアス・シーザーの名前に由来する7月と、アウグスティヌスの名前が名古屋弁で訛ってオーギャストと呼ばれるようになったという8月である。 岩牡蠣は、この二人の皇帝の名前の月が旬なのである。 したがって 「皇帝の味」 と呼びたい。 

b0061413_0453044.jpg 写真でのダッチオーブン蒸し焼きをやたのは、かなり9月に近い8月であった。ギリギリでオーギャスト。 シャラポア(妻・日本人)も牡蠣といえば冬の味覚のイメージを強くもっていたので、夏の新潟の岩牡蠣のあまりの美味しさに驚いた。焼いて食べたことは何度かあったが、岩牡蠣のダッチオーブン調理はこの日が初めてであった。カルシウム成分たっぷりの 「過剰防衛」 とでも言うべき貝殻に包まれた牡蠣は、ホタテのように熱すると開いてくるでもなく、サザエさんのように開きこそせずとも通気する空間をとっているわけでもなく、ダッチオーブンのなかでは二重の釜のなかで蒸されているような様相であった。その結果、どうなったかというと・・・燻製っぽくなっていた。燻製っぽく仕上がりつつも、その中心部はしっかりと熱せられているのにレア感覚をたっぷりと残し、まさに皇帝の味を表現するかのようなゴージャスさであった。 ただ、ひとつだけ失敗をした。こう仕上がるならばレモンなどの柑橘類を持ってくるべきだった。私がシャラポアに 「なあ、数滴でいいからレモン汁があると完璧だと思わないか?」 と問いかけると 「ブルータス、お前もか?」 と言ったとか言わなかったとか。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2009-09-17 00:21 | 草外道


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