2009年 10月 02日

音楽とお笑い  ドリフターズ

10月1日からテレビ番組の改編期であり、9月下旬にはいろんな特別番組があった。

そのなかで、見てしまったのが 「8時だョ!全員集合」 の3時間スペシャルの
編集版である。

いかりや長介が桑田佳祐のお笑いの才能に目をつけていて、
サザンオールスターズのデビューの直後にTBSプロデューサー居作昌果を通して
ドリフターズへの加入を打診していたという事実をつい最近知った。

もしも桑田佳祐がドリフターズに入っていたならば、
数多くの桑田佳祐作詞・作曲作品が生まれなかった代りに、
かなりのヒットギャグが生まれていた可能性はある。
桑田佳祐と原由子は結ばれなかったかもしれない。
(ちなみに私は原由子の大ファンである)

サザンオールスターズの関口和之と高木ブーは、
ウクレレを通じて強く結ばれた。
(ちなみに私と関口和之の中学時代の音楽の先生は同一人物である。
その先生は私にデビューしたての渡邊香津美を教えてくれた)

膨大な枚数のソウルミュージックのコレクターでもあり、その要素をギャグに
還元してきた志村けんは、ラッツ&スター(シャネルズ)のメンバーと結びついた。
本来であれば、引き続き田代まさしもその結びつきのなかにいたのであろう。
(ちなみに、エリック・クラプトンの代々木でのライブ会場で
桑野信義と近くの席だったことがある)

もともと、ドリフターズはバンドである。
短時間とはいえ武道館でビートルズの前座を務めたバンドだ。

バンドがやるファンサービスとしてのコントが個体発生し、
系統発生して激化しつつ進化していったようだ。

今回、(9月末) 「全員集合」 の3時間スペシャル編集を見て、
並みいるアイドルのゲストをさしおいてもやっぱりキャンディーズは華だなぁ・・・
(ちなみに私は美樹ちゃんの大ファンである)
ということを再認識するとともに、いかりや長介の偉大さを感じた。

運動神経がいい、ということもお笑いにつながる。
とんねるずの木梨の頭の上にタライが落ちてきて、伸上がって倒れるまでの
体のバネを感じさせる一連の動作や、斬られた侍が堀に落ちてそのまま
土左衛門となる演技などに、さすが帝京高校のサッカー部出身だけのことはある、
と思わせてくれた。

ただ、そういったタライ芸などのギャグの形がドリフターズが元祖であると
思われるものが多いと思われ、「体をはって笑いをとる」 という様子が
見てとれる。

そのなかでも、たとえば聖歌隊での早口言葉の芸のなかで、
聖歌隊の指揮者のふん装をしたいかりや長介のステップの躍動感が
素晴らしい。とんねるず・木梨のお笑いが 「サッカー選手」 を連想させて
くれる身体能力であるとするならば、いかりや長介には(本人も大好きだった)
アフリカのマサイ族のダンスにおける身体能力を思わせてくれる。
特に、即興的に入るパーカッションに合わせてのソロ・ステップには
まさに血湧き肉躍る。

そして、複数のキャラの異なるボケ役をひとまとめに受けて立つツッコミ役としての
いかりや長介が素晴らしい。
ダウンタウンの浜田について 「あの若さでドツキ用のメガホンが似合うヤツだ」
とずいぶん以前に思ったことがあるが、これまた元祖であるともいえる
いかりや長介の似合い方と使いこなしにはかなわない。

バンドとしてもベースギター担当のリーダーであり、
「全員集合!」 はバンドでの口癖というか、お決まりのフレーズだったというが、
ドリフターズのコントにおいてもいかりや長介がベース(基盤)となっていたのだなぁ
とつくづく感じさせてもらった。

子どもの頃とは違い、これだけいかりや長介に目が向くというようになったのは、
おそらく家庭のなかの私の役割が、ボケ役の妻(シャラポア・日本人) と
大ボケ役の三人の子どもに囲まれながら、汚れ役でツッコミ系の
リーダー役を演じなくてはならなくなったところからきているのかもしれない。 


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2009-10-02 02:26 | 草評


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