2009年 11月 27日

コッヘル97番 鴨鍋  (そしてその後のラーメン)

b0061413_031461.jpg 映画の 『蒲田行進曲』 のシーンのなかで、とても印象的なシーンがある。銀ちゃんが舎弟の俳優たちといっしょに食事をし、その食事の後のデザートがメロン食べ放題かイチゴ食べ放題かを選べるのだが、舎弟が 「何だって?メロンとイチゴが同じ値段だとぉ!」 と驚きながら激怒し、半泣きでメロンを延々と食べ続けるのだ。 私よりも上の世代にとって、網目の入ったメロンの高級感は独特のものがある。 少し似た経験をスーパーマーケットでした。 「何だって?鶏肉と鴨がグラムあたり同じ値段だとぉ!」 まあ鴨といっても真鴨ではなく、輸入品の合鴨であるものの、これには銀ちゃんの舎弟のような衝撃を受けてしまった。

b0061413_03513.jpg これは鴨鍋にしたいと思った。せっかくの合鴨であるので、寄せ鍋にしてしまっては(寄せ鍋には寄せ鍋の良さはあるものの)何を食べたのかわからなくなってしまう。潔くセリと鴨だけの鍋を濃いめの醤油味で鍋にすることにした。セリは根っこの部分もなるべく丁寧に洗って入れる。その根っこの部分の香りが肉によくマッチする。合うかも合鴨。 「鴨がネギをしょってやって来る」 というような言い回しがあるが、私としてはセリを背負ったカモに会ってみたいかも。 会うかも合鴨。  『失楽園』 だったか、心中する前に鴨とクレソンの鍋で赤ワインを飲むというのがあった。やめておクレソン。 鴨とセリの鍋で日本酒を飲んでいたら幸せな気持ちになってそんな変なことは考えずにすみそうだ。スミソニアン。

b0061413_042829.jpg まあ、いないとは思うけれども、もしもこのブログを読んでいる人で一家心中をしたいなんて不心得なことを考えている輩がいたら、まず心中する前に黙って家族でディズニーランドのスプラッシュマウンテンに乗って来てほしい。心理を揺さぶられつつ、ちょと脅しをかけられつつ落下してきて、カワイイ動物たちに褒め称えられてから改めて考え直してほしい。どんな借金取りも命にまでは手を出せないさ。 で、濃いめの味付けの鴨鍋を堪能したらウドンという手もあるし味を薄めて雑炊という手もあるものの、茹でて水で洗っておいたラーメンを入れるというのがいいかも。鴨の小片をチャーシューがわりにして生麺のパック付属のラーメンスープも入れ、セリの風味がきいた醤油ベースのスープでつけ麺風にすする。これで、ちょっとした不幸は吹っ飛んでいくさ。 これ専門のラーメン店があれば行くかも。


マーヒー加藤

コッヘルバックナンバー
[PR]

by kaneniwa | 2009-11-27 00:40 | 草外道


<< 粒焼(56) 蓮舫      娘が描いたゆるキャラ特集 (7... >>