2010年 02月 16日

コッヘル106番 朝食にスパゲッティ・カルボナーラ

b0061413_56760.jpg 受験シーズン真っ盛りであり、高校生のお子さんが大学や専門学校の入試に臨まれている知り合いも多い。当日の朝食にどんなものを作ったらいいのか?という悩み(子どもにとってはわからない部分の悩みだろうなぁ)をもっていらっしゃる方も多いと思う。受験時の昼食は気合い充分な場合でも、午前中に感じた劣勢に滅入っていても、どちらにせよあまり栄養補給に意識が向かないだろうから朝食をしっかり食べて臨んだ方がいい。 おすすめしたいのがスパゲッティ・カルボナーラである。炭水化物とタマゴの組み合わせが朝の栄養補給にいいというのであれば、タマゴをかけたご飯でもいいし、かまたまうどんでもいいような気がするがカルボナーラにしたのは明確な理由がある。 「これでうカルボナーラ」 という些細なひと言をつけ加えるためである。 バカにして笑ってはいけない。普段、ダジャレやオヤジギャグを口にしない親御さんであればあるほど、「私の緊張をほぐすためにそんなギャグを・・・」 とのちに親に感謝する心が育まれていくであろう。それはカルボナーラのような温かさをもつ心である。

b0061413_565196.jpg お節料理にはさまざまなダジャレで構成されており、「おっ、よろコブ」 などということを口にして一年をはじめるダジャレ遺伝子が組み込まれている日本人である。このような低レベルオヤジギャグの方が、本番での集中力にさえ影響を与えかねない受験生本人の真面目さゆえの緊張をほぐす役割を果たしてくれるだろう。マラソン選手のカーボローディング(炭水化物摂取)のように、朝食でカルボナーラを食べることでその一日の持久力は保証されたようなものだ。実際、うちは朝食にスパゲティやピザを食べることが多い 「ヘンなイタリア人家族みたい」 になっている。 「朝カルボ」 の時はレモンやオレンジなど柑橘類の皮をピラーで切って上にのせる。いっしょに飲むコーヒーの目覚まし効果もあるが、この柑橘の皮の香りがよりお目々パッチリ効果を生んでくれる。 

b0061413_572074.jpg 朝食をしっかりとったら、受験会場には是非とも甘いものをもっていった方がいい。人間が甘いと感じる甘味度は2~5℃の間が一番強いそうだが、冷たくて(今の季節は寒いのであんまり考えなくていいか)甘いものを摂取すると、ブドウ糖が脳のエネルギー源になることはもちろん、三叉神経を通じて血管が拡がり血流と代謝が良くなる。受験生にとって大きいのは同時に快楽ホルモンも分泌されて脳が活発になることで 「頭のなかに入っているものは気持ちよく出てきてくれる」 という効果が期待できる。「頭に入っていない」 ものは出てこないのだがこれは仕方ない。「頭のなかに間違って入っているもの」 はやはり元気よく間違って出てくるのだが、これも仕方ない。「出てこない」焦燥感で入試全体に大きなロスをするよりはずっといい。さて、もってていくお菓子だが、この分野で有名な 「うカール」 のカールは大して甘くないし受験会場では食べる音が気になってしまう。やはりキットカット(きっと勝つ)やポッキー(吉報)がふさわしい。 こういうことを書いていると 「神頼み以下のダジャレ信仰を菓子メーカーの営利主義にものって推奨するのか?」 と言われそうだが、評論家的な意見と 「どんなことでもいいからこのシリアスな精神状態から一瞬でも開放されたい」 と切に願う当事者の心情は違うのだ。 わらにもすがるならキットカットにもきっとすがるさ。何の努力もせずにゲン担ぎだけの人はきっとカットされちゃうのだ。努力したからキットカットにもすがる思いをもるのだ。そういう思いをするぐらいの人は、キット勝つよ。冬季オリンピックは厳しいトレーニングを重ね、さらに日頃以上の力を出し切っても勝てない人が大半だけれども、入試は (トップ合格というのは確かにエライもんだけれども)定員100名のところなら100番ギリギリ入着だっていいのだ。ただし、100番と101番との間の 「1点の差の重み」 が非常に大きいことも事実で、その1点のための足しに、このカルボナーラや甘いものの記事がなることがあれば嬉しい。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2010-02-16 06:15 | 草外道


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