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2010年 05月 01日

コッヘル118番 筍ご飯

コッヘル118番 筍ご飯_b0061413_464819.jpg タケノコについては昨年一気に10品目 (コッヘル34番~43番) を掲載した。そして、今年もタケノコの季節がやってきた。タケノコ料理ではスタンダードといえる 「筍ご飯」 をコッヘルに盛ってみた。昨年はひたすら 「竹の子」 と表記してきたタケノコであるが、ご飯になると 「筍」 と表記したくなってしまった。まあ、気分に応じて使い分けたい。 境内に竹やぶがある寺院は少なくなっている一方だが、気持ちはわかる。手入れが大変なのだ。 その労力が報われる気がするのが 「徒歩での地産地消」 ができ、タケノコが堪能できるこの期間だ。世間では、いわゆるゴールデンウィークといわれる期間にもあたる。今年も和食と中華を中心にイタリアン、BBQ、カレーなどに大活躍する。煮出しやアク取りなども必要ないほどの堀りたてのタケノコを筍ご飯にした。

コッヘル118番 筍ご飯_b0061413_471987.jpg 筍ご飯が炊けるまで、シャラポア(妻・日本人)はおもしろい宿題を11歳の長女と8歳の長男に与えた。 「寺の境内のなかのどこかに、山椒の木があります。その葉っぱを叩いて香りを出すと、筍ご飯にはぴったりの薬味になります。さて、その木はどこにあるでしょうか?」 という出題だった。境内の山椒の木というのはガレージの裏にひっそりとあるので、これはなかなかいい出題というか、小学生の子どもたちにとっては宝探しゲームのような趣向があったようだ。喜んで境内に飛び出していった。見事に長女と長男は 「正解」 の葉っぱを適量摘んできた。 「どういうプロセスで見つけて確信したのか?」 と訊くと発見も確認も 「嗅ぎ当てた」 というのが痛快だった。わははははは、あいつらトリュフ犬になれる素質があるぞ。 まさに旬である筍ご飯の味の素晴らしさは言うまでもないが、今回はそういうわけで立ちのぼる山椒の香りがとびきり印象に残った。


マーヒー加藤

コッヘルバックナンバー

by kaneniwa | 2010-05-01 04:40 | 草外道


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