2010年 09月 22日

大阪地検特捜検事逮捕に関する私の驚き

草仏教ブログは年内変則小休止中のつもりだったのだが、
やはりコメント欄での 「天の声」 を聞いてみたい出来事が
あった場合は弱い。

時事問題についてはブログ更新の日付も大事なので
(それこそ無理に改ざんなんかする必要はないが)
久しぶりの 「新規投稿」 ということになる。

元局長という肩書きで呼ばれる村木厚子さんへの冤罪事件であったことが
わかってきた郵便不正問題は、実は検察の不正問題であり、
このタイトルでブログ記事を書く場合は
「大阪地検特捜部が証拠品を意図的に改ざんしていた」
ということに本来はまず驚いて怒るべきである。
酷いことで怒るべきであるとは思うものの、
正直言って 「驚き」 という意味では
もう少し違うところにピントを合わせてみて驚いた。

(1) 厚生労働省で、今世紀に入ってからもずっと
   FD(フロッピーディスク)が普通に使われていたこと。

(2) そのフロッピーディスクに入っている文書データが
   マイクロソフトの 「ワード」 ではなくジャストシステムの
   「一太郎2008」 であったこと。

に、正直言ってビックラこいてしまった。



まず (1) のFDについてである。
最近はコンビニでもCDRや
外付けHD(USB端子の小さいやつ) が手に入っても、
今世紀に入ってからは 
「FDが必ずコンビニにも置いてある」
ということがなくなってしまった。

確かにFDはデータ容量がCDに比べたら
500分の1ぐらいだろうか。
しかし、CDR (もしくはCD-RW) というものは
ケースから取り出した状態では FD に比べて
「丸裸」 だ。 扱いと整理に困る。
USB端子の小さなHDは、紛失しやすい。
容量もけっこうあるだけに、いくつもあると
「どこに何があるんだ」
ということになってしまう。
もっとも、私のデータというものの基本的な扱い方に
問題があるのかもしれないが。

特に文書データのみということになれば、
FD は裸ではなくて服を着ていて実に安心感があり、
実に視覚的な分類が可能な有益なものであった。
FDは、廃れるのではなく 「スーパーFD」 となって、
進化して生き残るべきではなかったかと思っている。
たとえ、それがガラパゴス島のなかの進化だったとしても。

(2) の 「一太郎2008」 については、驚くとともに
「そらみろ、やっぱりな」 という実感をもってしまった。
厚生労働省の局長クラスが、仕事で使っているワープロソフトが
「ワード」 ではなくて 「一太郎」 ではないか。

ワープロ専用機時代を含めて、さまざまなワープロソフトを
使ってきたが、いちばん普及しているマイクロソフトの 「ワード」 に
いちばん手を焼いてきた。
自分の持ち物以外のパソコンで何らかの文書を作るという場合に
「官庁をはじめ、いろんな公的機関がワードを使っているのだから、
文句を言わずにワードを使ってくれ」
と言われて我慢してワードを使ったが、

(マイクロソフトの関係者のみなさん、ここからは
あくまでも私の個人的な感想です)

ワード君を擬人化するならば、やっぱり英語を母国語にしているアメリカ人。
すごく頭がいい奴なのだが、私を疲れさせる種類の優秀さなのである。
日本にやって来てから (日本で発売されるようになってから)
バージョンアップを重ね、

「ワタシは、ニホンゴ、カナリ上達シマシタ」 

と言っているようなところも
疲れさせてくれる。
バージョンは忘れたが、ウインドウズ98あたりまでのワード君は、
「ワタシ、ニホンゴ勉強シターイ」 と言っているような可愛気がまだあった。
その可愛さに応えるように 「いいか、この言葉はこう使うんだよ」 と
辞書登録を頻繁にしてやって、こっちから日本語を教えてやっているような
いい関係をワード君とは築けた時期もあった。

ところが、バージョンアップを重ねるに従って

「ワタシハ何年モ正シイ日本語、勉強シテキマシタ。
アナタノ日本語ノ方ガ間違ッテイマース」

という態度に出てきたのだ。腹が立つ。
いったい誰が、未熟だったお前をここまでにしてやったと思っているのだ。
未熟だった頃の方のお前が、その未熟さゆえの扱い安さで使えたぞ。
初心を忘れるな。昔のお前の方がよっぽどワープロとしての基本を大事にしていたぞ。

何年も日本語を勉強してきたといっても、
時候のあいさつなどを実に杓子定規に覚え、
ビジネス用語や六法全書みたいなものばっかり勉強することにかまけて
相変わらず古文や仏教文化を学ぶ気などさらさらなく、
ごくごく簡単な仏教用語でさえ変換できないくせに。
偉そうな指示ばっかりかつての恩師である私に出してくるな!

お前の兄貴(バージョンアップ前の古いワード)は、まだ謙虚だったぞ。
お前の親戚のエクセル君なんかは、俳句が趣味である私の父にとって
今まで作ってきた句の 「季語別俳句データベース化整理」 に役だっているんだぞ。
こういう、ソフト作成者のビル・ゲイツでさえ考えもしなかったことに役だってこそ、
はじめて汎用性のあるソフトと言えるわけだぞ。
それなのにワード君、君のバージョンアップのあり方うを見ているとだねぇ
「日本語なんてどうせガラパゴスの言葉」 とバカにしている態度がみえみえなんだよ。
ガラパゴスにはガラパゴスの進化があるんだよ。

個人の使用感覚を語ることに多くを割いてしまったが、
一太郎君はさすがに日本人である。徳島県人か。

現在、一太郎そのものはあんまり使わないものの、
ATOKという一太郎の日本語変換機能を使って
テラパット という 寺尾さんが作った無料ソフトのテキストエディタに
書き込むことが主流だ。

今回、厚生労働省のなかでも 
資料のデータベース化が行われた時代との兼ね合いのようなものがあっての関係だと
は思うが、 
「文書ファイルに使われていたのがワードでなくて一太郎」 ということがわかった。

もしかしたら、改ざんしたといわれる大阪地検の方でも、
データの読み取りの方は、これはまさに科捜研がどんなデータでも
過去に発売されたことがあるワープロソフトぐらいなら何でも読み取っちゃうだろうが、
本当に改ざんしたなら、案外と 「手慣れた」 手つきでしたのかもしれない。

逮捕されたエリート検察官の弁護士
(どんな弁護士がつくのだろう?やっぱり元検察官か)
ができる弁護に
「彼はワープロソフトはワード一筋のワードどアホであり、
扱い慣れていない一太郎をいじって、ついうっかりミスしてしまった」
という弁護戦術があるかもしれない。

ついでに言えば、
2001年以来バージョンアップしていないのだが
学研というところが母体の エルゴソフト というところが作っていた
「EGWORD」 というワープロソフトが、ワープロとしていちばん使い勝手が良いと
私は感じる。
(かろうじて OS Ⅹ で使えるバージョンを出して以来、音沙汰なしだ)

今の時代、「マッキントッシュでなければ」 ということはかなり少なくなったが
(互換ソフトが出ても、むしろ逆のケースが多いか)
EGWORD君 が搭載している 「ヒラギノ書体」 は、
実際の書籍や雑誌に今でも多く使われている美しいドットの文字である。
「いかにも自宅のパソコンで作りました」 という印刷物ではなく、
「おっ、これ文章だけなのに何だかプロっぽいな」
と思わせるには、マッキントッシュを使うのが今でもいちばん低コストである。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2010-09-22 16:09 | 草評


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