草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ
2010年 12月 14日

名曲草鑑賞 (20) Ol’55

夜明けに車の中で聴く時にふさわしい曲は何かなぁ? 
と思った。

トム・ウェイツ(Tom Waits) の Ol’55 なんていいかなぁと思った。

1973年に発表されたOl’55 は、翌年にイーグルスがカヴァーした時に 
「懐かしき'55年」 という邦題がついていたような気がする。
私が持っているのは輸入盤のアナログなのでよくわからないが、
たぶん訳詞も含めて(輸入盤なので訳詞はもちろん歌詞も付いていない)
この邦題は、わかっていないか、わかっていて無視したな。

明け方近くまで仕事をこなして、当時のトム・ウェイツは愛車である
1955年製ビュイック・ロードマスターに乗って帰路につく。
この曲ができた頃、まだミュージシャンとしてトム・ウェイツは無名だ。
1972年にこの曲ができたとして、13年落ちの中古車に乗っているのだ。
しかしオープンカーであり、しかも今なら中古車というよりクラシックカーだ。


明け方の道で時はゆっくりと流れ、妙に生きてる実感がこみあげる
妙だなぁ、変だなぁ 妙に変だなぁこの神聖な気持ち (稲川淳二風)
陽が昇り、フェードアウトしはじめていく星
そんな星たちのパレードを率いて走る
55年製のビュイック・ロードスター
私はそんなパレードの 「ソロを切る」(暴走族用語)
(念のためですが、超訳ですからね)

夜明けの道を行く時に、これはふさわしい曲だ。

家族での行楽で、朝早く車で出かける時にもこの曲でスタートしたい。
しかし、問題がある。
うちの息子(8歳)は、トム・ウェイツの歌声を聞くと車のなかで酔ってしまう。
私が楽曲に酔っている間に、別な意味で酔ってしまって
「ウェイツ、ウエイツ」 と (ホントにそう聞こえた) 吐いてしまった。

シャラポア(妻・日本人)から 「トム・ウェイツ再生禁止令」 が出た。

ならばイーグルスの Ol’55 ならいいだろうと イーグルスのカヴァーをかけると
息子はドン・ヘンリーの声にも、別な意味でこみ上げてくるものを禁じ得ないようだった。
ドン・ヘンリーはリード・ボーカルをとっていない場合でも大半の曲にパート歌唱や
コーラス参加しているので
「イーグルス再生禁止令」 も出てしまった。

ルイ・アームストロングの素晴らしき歌声にも、本来の意味での 「鳥肌もの」 らしい。
関西弁で言うところのサブイボやな。
これも再生禁止令が出てしまうと、ニッチモ・サッチモいかなくなってしまうので
妻や息子が車に同乗している時にはルイ・アームストロング(サッチモ)の再生は自粛。

では、息子はハスキーな男性ボーカルはみんなダメなのかといえばそうではない。
憂歌団 なんかはかなり大好きなのだ。
3年前の今頃、5歳だった息子とバッティングセンターに行った帰りの車で
憂歌団を車のなかでかけていたら
「パパ、この歌はバイキンマンが歌っているの?」 
と聞いてきた。
この時、ホントに運転中に危ないぐらい腹をよじらせて笑った。

8歳になった今はもちろん、憂歌団のボーカルはバイキンマンであるとは
思っていない息子だが、 「ゲゲゲの鬼太郎」 なども憂歌団バージョンが
大好きである。

シリーズもののブログ記事を書くのが半年ぶりで、論旨がどんどんとズレていったが、
夜明けに車のなかで聴きたい曲は何ですか?
(無理矢理論旨を戻して終わる)


マーヒー加藤







上はマーヒー加藤を酔わせる感じのトム・ウェイツ。
お次は、息子を酔わせる感じのトム・ウェイツ。


[PR]

by kaneniwa | 2010-12-14 22:19 | 草評


<< 歴史が変わった瞬間に立ち会う ...      なんちゃってヤンキース 今シー... >>