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2011年 02月 05日

コッヘル131番 あんきも (鮟鱇の肝)

b0061413_23174359.jpg 鮟鱇(あんこう)の肝、いつの間にか略語も日本の共通語になって「あんきも」でだいたどこでも通じる。冬の時期に居酒屋のメニューに見かけるとついついオーダーしてしまう。ビールよりも日本酒を飲みたくなるおつまみである。それも、季節柄もあって熱燗を飲みたい。先日、そのあんきもを自作してみた。居酒屋メニューを家で作ってみるということはけっこう試してきたのだが、あんきもは未踏の世界であった。構成上、完成型のコッヘル写真となるが、見栄えとしては、まあまあではないだろうか。味の方も、試食したシャラポア(妻・日本人)は大絶賛であった。大絶賛であったが・・・まあいい、それは最後に書こう。
b0061413_23181499.jpg スーパーで鮟鱇の肝がけっこう分量もあって190円で売っていた。サイズ比較用のウニの登場である。(ウニ、使い込んだなあ。洗わなきゃ)すぐ隣に鮟鱇の身の方も売っていたので鮟鱇鍋にしてこの肝をまぶすということも考えたのだが、これを使って「居酒屋のあんきも」というヤツを作ってみたくなった。あんきもの作り方をネットで参照してみると、みんなけっこうめんどうなことをして作っているなぁ。巻き寿司に使う簀(す)巻きなどで形を整えている人なんかが多いが、そんなめんどうはしないことにした。「塩をして味付けの基本にするとともに、水分を出しましょう」という下ごしらえは、なるほどこの手のものの常套手段なのでそれには従う。

b0061413_2318374.jpg その後、簀巻きの代わりにアルミホイルで巻き込みつつ形も何となく整えちゃった。そのままダッチオーブンに入れてリッド(ふた)をして蒸す。ダッチオーブンは蒸し器としてもかなり優秀だ。5年ほど前に百円ショップで買った鍋敷きは、まるでロッジ(ダッチオーブン)の純正付属品ではないかと思われるくらいにダッチオーブンでの蒸し焼きにピッタリである。ただ、スペアも欲しいなぁと同じ百円ショップで買った鍋敷きは、同じものを買ったつもりがピッタリとこない。以前からの百円の鍋敷きが、急にとても貴重なものになってしまった。薄塩味の下味は付いてはいるが、さらにポン酢醤油をたらっと落とす。さて見栄えはまあまあ、味の方も大絶賛をされたのであるが、私は根本的なあやまちを犯した。酒を飲まない三人の子どもたちは一きれ味見をしておしまい。シャラポアと私は日本酒を飲みながら「美味い!美味い!」と味わっていたのだが、そう言っていたのは5きれ目ぐらいまで。そう、3きれぐらいでも深い満足感が与えられる珍味系であるだけに、分量がいささか多すぎたのだ。残した分を冷蔵庫に入れ、翌日の夕ご飯のおかずにした時には、不味くはなかったが、もう感動的ではなかった。鮮度が落ちたのは当然として、こちら側の感動の鮮度も相当落ちたのだ。珍味って、そういうものさ。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-02-05 23:05 | 草外道


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