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2011年 02月 15日

草仏教経済学(17) 花粉症撲滅策(私案)

「渋滞学」というのが学問のカテゴリーになっている。
普通、渋滞といえば車の渋滞である。
「経済効率」とか「経済効果」という言葉とよくセットになって
渋滞の問題が語られる。
民主党の高速道路無料化による経済波及効果が喧伝された時などにも、
(今はどうなっているのか?)「渋滞緩和による経済波及効果」という文字が
よく新聞紙上にも見つけることができた。

「経済」だけでもけっこう漠然としているのに「効果」となるとさらに
数値化はファジーになるはずなのに、けっこう新聞・テレビに
「経済波及効果100億円!」などと出てくる。
こういう数字はまず最低億単位であり、細かく出たらおかしい。

ともかく、波及効果などの方面は疎いが、「渋滞学」そのものの方が
私にはおもしろい。
いろんな考え方に応用がききそうだからだ。
たとえば医学。
いろんな症状が
「血液の流れが渋滞している」
という現象だといえるのではないだろうか。
その血液の渋滞が原因で重体になる前に、その予防策の
参考にするために渋滞学が役に立つということもありかもしれない。

血液の渋滞はあんまり関係ないかもしれないが、
「花粉症」 というものがある。
私はこれに弱い。
春の花粉症の時期の読経はものすごく辛い。
集中力もなくなる。
「花粉症であっても集中しなきゃ」と思えば思うほど、
鼻と口の間に鼻水が集中してきてしまう。
風邪気味で声にハスキー入った時などは
「おっ、この曲なら今の声の方がいいぞ!」
なんてこともあるが、花粉症の時期は何を歌ってもダメだ。

しかも、今年の春に飛び交う杉花粉の量は例年の5倍だという予報が
出ている。
恐ろしい話だ。

もしも、私のように1万円出してもいいからそれを回避したいという人が
100万人いたとしたら、それだけで経済波及効果?は100億円!
花粉症が回避できたら春にカラオケだってバンバン行ってやるし、
花粉症の時期はなるべく避けているアウトドアでのバーベキューだって
今の3倍は行ってやる。

さて、なぜ日本にこれだけの杉花粉が飛び交うのかといえば、
「日本の山に杉の木が渋滞しているから」
と、渋滞学の概念を持ち出せばそう言える。
戦後から高度成長期にかけて、短期間に生育して建材となる杉が
たくさん植えられたのだ。
そして高度成長期前後とそれ以後、安い輸入木材がどんどん輸入された
ことと、木材を使わない住宅が増えて需要がなくなり、
杉は放置される形で日本各地の山のなかで渋滞したままになっているからだ。

山に杉がいっぱいあれば、それで「自然」だと考えるのは間違いだと思う。
屋久島を例に出さなくても、昔からあった杉やかなりの昔に山やその土地を
よく知るものが「長期的な展望にたってデザインして」植林したものは別にして、
戦後にそんなデザインよりも経済効率を重視して大量に杉ばかりを植林したことは
それだけで自然ではないのだ。
しかも放置している。

まず、枝は落としていいと思う。
杉の木本体も、盛り全体の日当たりを悪くなるほどまでに
放置されていたものは切るべきであろう。
念のために付け加えなきゃいけないが、
ただ切るだけではダメでそれこそ長期的展望にたった構想で
山の渋滞を避けつつ次の木を計画的に植林していくべきである。

杉の木の枝と葉っぱは燃料として優秀である。
加工して薪ストーブやペレットストーブの燃料にすることはもちろん、
国有林の杉に対して国家的規模で取り組むプロジェクトとしてやってくれるなら、
火力発電の燃料にもなるのではないだろうか?
一時は絵空事に近いことだと思っていたが、現在のデンマークなど北欧諸国の取り組みや、
日本でも、たとえば「木質火力発電」などのキーワードでの検索から得られる情報を
見ていると
「こりゃけっこう有望だ」 
と思えてしまう。
特に杉の葉は油分をよく含んで、エネルギーとして強力だ。

これに加えて筑波大学の研究チームが発見した藻から石油を取り出す
技術を加えたら、日本は資源のある国になる。
エネルギッシュな国になる。

エネルギー政策で雇用も産み出し、資源も産み出し、
自然も破壊も放置もしない。
そして、花粉症が激減していろんな会社の効率が密かにアップ。
春の花粉症のさなかでは、文句タラタラで前向きな文章にはならないので、
今の時期に書いておいた。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-02-15 01:30 | 草評


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