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2011年 03月 06日

コッヘル136番 ひな祭りのちらし寿司2011

b0061413_5172186.jpg外国で15年ぐらい生活をしていて久しぶりに日本に帰ってくるような人が、まずビックリするのが新幹線であろう。おそらくイメージのなかの新幹線はゼロ系であり、新幹線乗り場への案内のロゴも依然としてゼロ系ぽいのに、ゼロ系は絶滅してしまって500系、700系、あるいは「はやぶさ」みたいな新型車両E5系などを目にすると驚くだろう。そして2月の節分には15年前には関西でもほんの一部の地域の人しか知らなかった恵方巻きという寿司の太巻きを丸かじりしている。その1ヶ月後、バレンタインデーとホワイトデーの狭間に「ひな祭りにはちらし寿司」というのが普及と常識との過渡期にあるという現状にも、きっと驚かれるに違いないと思っている。無理することはないのだが「3月3日には多くの家庭でいろんなバリエーションのちらし寿司を囲んでいるのだな」という想像力が味わいを少し深くしてくれるということはあると思う。
b0061413_5174869.jpg酢飯を切る時には表面にディンプル加工が施された「マジックしゃもじ」を使う。あんまり粘り気がない外国の米にはそんなに必然性がないものだと思うので、15年ぶりに日本に帰ってきた人にとってはこの「マジックしゃもじ」の普及も驚きであろう。新潟県の燕市の企業の発明品である。酢飯を切る作業、つまりご飯に酢をかけて混ぜ込んで均等にならしていく時はマジックしゃもじの有り難さがもっとも感じられる。ご飯がしゃもじにくっつかない有り難さと同時に、「竜安寺の石庭づくり」をイメージしながらご飯を団子状にしてしまうことなくならすことが可能である。パラパラ過ぎず、塊にならず、いい感じの酢飯が出来上がる。

b0061413_5182083.jpg普段は「見た目より味だ」という主義なのだが、ひな祭りコンシャス、このブログコンシャスもあって今日はちょっと見た目も重視だ。レンコンの赤(ピンク)は、これは梅干し作りの嬉しい副産物である自家製梅酢をふんだんに使わせてもらった。この赤がないと、全然ひな祭りスペシャルではなかっただろう。赤と黄色は玉子を焼くときに洋食のように黄味と白味を分けてみた。緑色は岩手県産の茎ワカメを茹でてから細切りにして酢に漬けておいたもの。茶色はウナギである。ただし「今日は見た目を重視」と言いつつ、ちらし寿司の取り皿にコッヘルを使うのは世界広といえども私と私の息子ぐらいだろう。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-03-06 05:52 | 草外道


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