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2011年 03月 24日

正義は風まかせ?

マイケル・サンデル (Michael J. Sandel)ならどう出る?
なんてことをふと思った。

マイケル・サンデルがこれから「正義」の話をするなら、
5人を救うために1人のいのちを犠牲にすることは
間違いだというのだから、
東京電力福島第一原子力発電所で作業員2人が放射線に被曝(ひばく)し、
β(ベータ)線熱傷の可能性も否定できないということをどう考えるだろうか。
東電の協力社員(要するに下請け)である。

5人と1人とは、2000万人と2人なら分母と分子の数が違うという話だろうか。
あるいは、ハーバード大学の講義室と現実は違うということだろうか?

ゲームなら犠牲は大アリだ。
野球の犠牲バントというのは状況によって立派な作戦だ。
献身的バックアッププレー、これはむしろ醍醐味だろう。
では、マイケル・サンデルの言うことは虚構なのか?
マイケル・サンデルの哲学は何かのプレイか?

福島県原町の大町病院でほとんどの医療スタッフが逃げ出し、
17名だけが残って、1人が33人もの患者さんを看ることになり、
患者さんに死者が出たということは痛いニュースだった。

自分ならどうするか?
医療関係者ならば普通の人よりも放射能についての知識があり、
その知識があるがゆえに怖いだろう。
逃げた人も痛かったはずだ。

自分ならどうするか?

「わからない」

というのが私の答えだ。

私が20歳の時か、30歳の時か、
養うべき家族がある47歳の今なのかで、
答えは違ってくるかもしれない。

もしも借金を抱えて自暴自棄になっている時なら
「大町病院どころか福島第一原発に行きます!」
と宣言する可能性だってまったくないわけじゃない。

ゲームなら、二者択一の質問には
「そんなのわからない」 とハッキリ言える。
堅実にいくかギャンブル的に攻めるべきか、
打つべきか待つべきかなんて、そんな判断は
野球なら点差、アウトカウント、ボールカウント、
などで変わってくる。

スポーツ新聞などで「どれを切るべきか?」という
ような麻雀のクイズみたいなものがあるが、
あれはあんまり意味がない。
その時の他の3人の状況で自分の作戦も変わる。

正義の答えはわからない。
ただひとつわかったことは、
わたしの正義など福島第一原発からの風が
自分が居る新潟県に向かって吹くか、
被災地の東北の海岸に向かって吹くか、
首都圏、関東地方に向かって吹くかで、
けっこうグラグラ動くなぁとは自覚的に思う。

マーヒー加藤


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by kaneniwa | 2011-03-24 22:53 | 雑草


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