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2011年 03月 31日

自粛の歴史

年号でいうと複雑な問題なので西暦で言うと、
1988年に昭和天皇が病床に伏された。

中日ドラゴンズがセリーグ優勝を決めたのは、その最中だった。

当時、星野監督(現楽天監督)が
「ビールかけは自粛だが、日本シリーズを勝って思い切り騒ごう!」
と言って、落合選手(現中日監督)が神妙な顔でその挨拶を
聞いていた。

私の記憶ではそうなっている。

この記憶から解るのは、セリーグ優勝時は天皇が吐血されて病床に伏された
直後であるから、ビールをかけあってのバカ騒ぎはどうしても自粛せざるを得ない
雰囲気であるけれども、2週間ほど経って日本シリーズが終わる頃には、
その自粛ムードは解禁されてもいい頃だということを星野仙一は
感じていたように思う。
実際に日本シリーズを制してビールかけをしたのは西武ライオンズだった。

そして翌1989年1月7日。
テレビはNHK、民放ともどもに「昭和をふりかえる特集」ばかりに
なり、レンタルビデオ店が満員になった。
それが軽く「不謹慎」だと言われた。
私はその時期、なぜかボブ・デュランばかりを聞いていた思い出がある。
別にそれで「それでも日本人か?」などとひとつも言われない時代だった。

その、非常に軽い自粛明けに日本のバブル経済というものがやってきた。
1990年と19991年、私は日本にいなかったので
本当のバブル経済全盛期を私は知らないが。

今年、東京都で都が管理する公園で花見をしての宴会は自粛だそうだ。
都が管理する公園といえば上野公園や井の頭公園だ。
両方とも、確かに都が管理しているが「恩賜公園」すなわち
天皇からさずけられた公園である。

ただでさえ手薄になっている警察官に迷惑をかけるようなことはいけない
とは思うが、「宴会」ではないと言い張り、静かに酒を飲んで桜を眺め、
友だちと語り合うのはいいのではないかと思う。

どちらにしろ、東京だけではなく今年の桜はいろんな意味で特別だ。
放射線の反応を確かめるという意味も出てきたかもしれない。
桜は日本を象徴する花だ。


マーヒー加藤


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by kaneniwa | 2011-03-31 02:16 | 雑草


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