2011年 05月 24日

名曲草鑑賞 (26) クレイジーキャッツの五万節



コミックソングと呼ばれるものが昔から好きであったが、
一聴した瞬間から大笑いしてしまった歌というものは
ありそうでそんなにはない。
でも「五万節」は初めて聴いた瞬間から大笑いした。

特に 「打ったホームランが5万本」 のフレーズが私の笑いのツボ、
笑い袋をいたく刺激した。

ホームランを5万本打つには、通算868本の本塁打を
記録した王貞治選手が年間に50本前後の本塁打を放った
全盛期の勢いを保ったままで1000年間、
現役を継続しなければ実現しない数字である。
王貞治が小学生時代からの草野球でのホームラン、
練習試合、紅白戦、オープン戦、オールスターゲーム、
日米野球、さらにはイベントでのホームラン競争を
加えても到底5万本には到達せず、
キャンプや毎試合前の打撃練習でのスタンドインも含めて、
ようやく5万本に到達するかどうかというところだろう。
とにかく、「5万節」の歌詞のように
「学校出てから十余年」での到達は無理である。

1985年の4月23日、藤井寺球場での南海ホークス戦
にて、ジャンボ仲根の愛称で親しまれた
近鉄バッファローズの仲根正広選手が野手に転向して
「プロ野球通算5万本目のホームラン」 というものを放った。
(我ながら記録マニアだなぁ)
それからもう26年も経ったけれども、
日本のプロ野球がはじまって以来、公式戦での本塁打は
7万本前後しか出ていないはずであり、
そのうちの5万本を個人で打つということは、ほぼ不可能であろう。

しかし、その「ほぼ」のところにおいて、
元気のいいブラボーソング・ホラ歌の歌詞のなかで
「5万」 という線は絶妙な数字であり、
たとえばこれが 「打ったホームランが5億本」であっては、
笑える要素は半減以下となってしまう。
「5千本」でもいいホラ歌にはなっていただろうが、
「やはり迫力がひと桁違う!」
ということになる。


はじめて 「京」 という数字の単位を新聞で目にした。
福島第一原発から漏れた放射能の総量が
ベクレルという単位で計算されたのだ。
もちろん、こっちの方は現実。
もちろん、まったく笑えるわけがない。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-05-24 20:10 | 草評


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