2011年 06月 12日

バカリズムの強さに感嘆する

昨日の晩、子どもたちが寝てから久しぶりにシャラポア(妻・日本人)と
テレビのお笑い番組を観るという機会があった。

フジテレビ系列の土曜プレミアムIPPONグランプリというもので、
子どもたちが寝てからテレビをつけたので、もう最後の方の30分だけ。
どうも大喜利形式でチャンピオンを決める大会のようだ。

決勝進出者がバカリズムと千原ジュニアであった。
なるほど、この二人ならば大喜利は強いだろう。
実際に、バカリズムはこの大会の王者で3度目の優勝を狙っているとか。

「ナルシストの漁師はどんなことをする?」

というようなお題に対して
バカリズムは
「自分の顔も魚と一緒に魚拓にする」
というフリップを出した。
ウケはもうひとつだったようだが、私はなかなかの答えだと思った。
バカリズムはイラストが上手いというのも、
このフリップで答える大喜利形式で強い要素のひとつだろう。
殴り書きなのであるが、それでも絵心が伝わってくる。

しかし、それに対する千原ジュニアの答えが
「キャッチ&キス&リリース」
であって、これは実に優れた解答だった。
昨晩から24時間かかってこれ以上の答えをひねり出そうと
考え抜いてみたが(何を真剣に考えているんでしょうねぇ私は・・・)
私の頭ではこれ以上の解は導き出せなかった。

というわけで、千原ジュニアの優勢で対決方式大喜利の決勝は進む。
途中の詳細は忘れてバカリズムが並び、

「だらしない男日本一を決める大会の種目は?」

というようなお題(このお題は公募かららしい)に対して
バカリズムが
「まだ決まっていない」

というフリップを出した瞬間、私はバカリズムの優勝が決定したと確信した。
だらしない者を決める大会であるから、主催者の運営委員会も
きっと、だらしない者たちの集団であるからまだ種目が決まっていないのだ。
何という深みのある解答だろうか。
これも24時間考えて私はこれより優れた解はひねり出せなかった。
ところが、私の確信は外れてしまう。
このお題に対しては有効回答なしのドローというようなことになった。
納得できないが、おかげで久しぶりにこれから先も時々思い出し笑いを
するような瞬間に接することができた。

(YMOの「ライディーン」のAメロ冒頭の4小節が流れ)
「このメロディに歌詞を付けよ」


というお題に対して、バカリズムが放った特大の一発が
「♪人の親がにぎるご飯」
であった。
知性といっても反射神経にまかせた即興であるからとはいえ、
いったい、どのような意識下において、このフレーズがフリップに
すらすらと書けるのだろうか?
童心を忘れず、なおかつどうやったらこんな整ったでまかせが出るのか?
そしてそれを堂々と出す勇気と優勝もそれで確定させてしまった高らかな歌声!

私とシャラポアは腹をかかえて笑いながら共に倒れ込んでしまった。

これもまた、ライディーンのAメロ冒頭4小節にいろんな言葉をあてはめながら
24時間以上が経過してしまったが、どんな言葉の組み合わせを考えてみても、
まったくこの言葉の足下にも及ばない。

バカリズムの、この形式による
大喜利勝負(ホントは大喜利は笑点スタイルで勝負じゃないんでしょうけど)
での強さを(過去の放映を知らない私は)知るとともに、
この世にあるすべてのキャッチーなメロディのインスト曲に
バカリズムは即興で歌詞を書いていって欲しいと本気で思ってしまった。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-06-12 23:42 | 草評


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