2011年 07月 02日

コッヘル144番 ほぼキュウリだけのサンドイッチ

b0061413_22554521.jpg 板ずりにしたキュウリを洗って薄切りをし、キッチンペーパーなどの上で水分を切り、そこにあらためて少し塩をしたものをバター(今回はバター混じりのマーガリン)とマスタードを塗ったパンにはさむ。それだけである。間にハムやベーコンなどをほんのちょっとだけでもはさみたくなるが、そこをグッと我慢する。ああ、オレもずいぶんと我慢強くなったもんだなぁ。その我慢の甲斐あって、コンビニやパン屋さんでは売っていない、このキュウリのサンドイッチ(ほぼキュウリのみ)は美味しい。ああ、我慢して本当に良かった! このキュウリの料理の調理は受け売り。脳裏にゴム草履が浮かぶと作りたくなる。

b0061413_22562036.jpg これは伊丹十三の『女たちよ!』という本のなかからこのシンプルなレシピをいただいたサンドイッチである。ちょっと引用させてもらおう。 このサンドイッチにかぎり、パンがおいしい必要は少しもない。イギリスや日本の、あのオートーションで作られた、味もそっけもない食パンと云うやつ、あれでよろしい。 『女たちよ!』はかなり昔の本であり、しかも伊丹十三さんが亡くなられた後にそのオートメーションで作られた食パンというやつも相当美味くなって味もそっけもないものではなくなった。でも本に書いてある通り、パンなんて挟めれば関係ないというぐらいの気持ちにはなる。ただ、このサンドイッチがこの上もない美味として成立する条件がひとつある。キュウリが瑞々しくて生命力ある季節でなけりゃいけない。  


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-07-02 23:18 | 草外道


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