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2011年 09月 03日

仮想別荘

b0061413_23452967.jpg この夏、1泊2日ながら軽井沢を訪れ、私と息子はレンタサイクルで走り回った。雲場池の周辺や万平ホテルの周辺、中軽井沢など数多くのテニスコートがあるのだが、平日だったとはいえ2日間にひと組もテニスをやっている人の姿を見かけなかった。わずかにクレーコートを整備している人の姿を見かけただけだった。まあ、冬の湯沢(新潟県)でも現在は20年前がウソのようにスキーをやっている人の姿がまばらに見えるのだが、それにしてもまったく見かけなかった。時代は流れたなぁ。 実は15年前(独身時代)に不動産会社の社長さん(信頼できるいい人です)から別荘を買わないかとすすめられたことがある。当時の年収の2年分ぐらい。最高級国産車フルオプションぐらいの値段。バブル期の価格を10とすれば、3ぐらいまで下落した価格が相場であった頃に1ぐらいでいいと言われたが、今となっては手を出さずにおいて本当に良かったなぁ。貯金が足りなかったのと物件の下見に行く暇がなかったのが幸いした。もっとも、そんな貯金も暇もなかったような奴が別荘なんか買っちゃいけない。

b0061413_2346950.jpg ちょうどその頃、文京区音羽のマンションに住んでいた大学の名誉教授がオーディオ・マニアであり、JBLの4343B(スピーカー)やマランツのセパレートアンプを中心にしたシステムを持っていて、その先生は「ここでは大きな音は出せないけれども富士山麓の別荘にまったく同じシステムがあるんだ。加藤くん、今度そこで思う存分好きなものを聴いてよ」 と言いながらU2やエリック・クラプトンをニコニコしながら流していたのだが、ある日、とてもしょんぼりとしていた。その富士山麓の別荘のオーディオシステムを丸ごと盗まれたらしい。また、ある知り合いは1年間放置していた那須塩原の別荘に久しぶりに行ったらホコリだらけになっており、3日間の休暇をすべて掃除に費やし、そのせいで3ヶ月間以上体調を崩してしまったという。いいものを所有しているテレや謙遜もあるのだろうが、大無量寿経に「田あれば田に憂へ、宅(いえ)あれば宅(いえ)に憂ふ」と書いてあるように、いいモンもっていればいるほどそのために憂いが増えるということはどうも本当だなぁと感じた。 やっぱ別荘を持つには、それがどんなものであろうと年間30万円ぐらいの管理費は覚悟しなきゃいけないのだろう。でも、30万円なんて大金があれば相当遊べるぞ。もう数年して子どもに手がかからなくなったら「あの時、間違って別荘を買ってしまった気分」というものになりたいと思っている。吉田兼好法師などが「この世は仮の宿じゃ」と教えてくれているのだから、その教えにしたがって充実したレンタル生活を送るのだ。2泊か3泊のためだけのレンタル別荘なら、その想定でいく管理費の半分以下でいいところを確保できるだろう。そこにはレンタカーで行きたい。フェラーリのオーナーになるなんて夢のまた夢であるが、15万円ほどでフェラーリを三日間ほど借りることは現実の範囲内である。実際にフェラーリのオーナーだったら車検の時の部品代にもならない額だ。
ただナンバーのフェラーリ
(実際にあり、その15万ほどを払えば自宅まで届けてくれます)というのはやっぱり異様なので、
油性マジックでちょっと書き足して
にしておいて、
返却する時にきれいに拭き取るようにしたいと思う。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-09-03 01:40 | 草評


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