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2011年 11月 23日

コッヘル156番 生春巻き

b0061413_1561631.jpg 全世界の生春巻きファンの皆様こんにちは。私が生春巻きと出会いましたのは1991年頃、東京大学の近く(本郷三丁目)のベトナム・サイゴン料理店のミュンというお店でありました。あれから20年を経た今、生春巻きというものは珍しいものではなくなりました。それどころか近所のスーパーでライスペーパーも手軽に購入できるという時代を迎えることとなりました。20年前から生春巻きの普及に微力を尽くして来た甲斐があったというものです。初めて口にした料理というものは、いきなり好きになるものとジワジワと好きになるタイプのものがありますが、生春巻きの場合はその両方です。初めて食べた瞬間にその美味しさで松田優作のジーパン刑事殉職シーンのように「何じゃこりゃ!」と叫んだ後、ベトナム料理店であったこともあり「フォー」と大きな感嘆のため息を漏らしました。そして、いきなり好きになって以来、さらにジワジワとその好感度は増していっているのです。

b0061413_1564193.jpg なのでHD録画機の「キーワード録画機能」のなかに料理名としては唯一「生春巻き」なる言葉が入力されておりますが、堺正章の「チューボーですよ!」でも上沼恵美子の「おしゃべりクッキング」でもNHKの「今日の料理」でもなかなか取り上げてくれません。理由は業界用語でいえば「尺が短いから」ということに尽きるのでしょう。つまりエビを茹でて香草類などを30秒ぐらい水に浸けたライスペーパーで巻いて出来上がり。それにスィートチリなりニョクマム、あるいはナンプラーをチョンチョンとつけて食べるだけですから尺(収録・放映時間)は短すぎて番組になりません。また、堺正章も辻料理学校の精鋭講師(おしゃべりクッキング)もその技巧をテレビで見せつける絵になるヤマ場もありません。しかしそれは逆に生春巻きがさしたる技巧は要らず簡単でもあることを教えてくれています。さて今年の8月に、もともと尺が短い「キューピー3分クッキング」が生春巻きを取り上げてくれていました!しかも内容が「生春巻きの包み方」に重点を置いていたところが良かったです。調味料にキューピーの胡麻ドレッシングや青じそドレッシングなどを推奨していたところにはスポンサーの意向というものを強く感じましたが、もともと「それも良し」と思っていたので参考になりました。しかし包み方についてはネット検索もしていますが、生春巻きの包み方には「いろんな流派があるなぁ」と感じます。ただ各流派に共通するのは「エビを見せる」ことに執着していること。つまりはエビコンシャスであるところです。これほど生の野菜が美味しい料理というものも、なかなかないと思います。「包み込んじゃう」ということの威力を感じられる料理、つまりジャンケンで言えばグーの破壊力を制することができるパーの凄みを改めて認識させてくれる料理です。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2011-11-23 06:55 | 草外道


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