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2011年 12月 13日

名詞であるのに「はたらき」をあらわす言葉は?

b0061413_3435094.jpg 先日、坂東性純先生の言葉をこのブログでご紹介させていただいて以来、「名詞であるのに名詞ではなく、はたらきをあらわす言葉は他にないのか?」ということを考えてきた。まず「阿弥陀如来」について、これが仏像の「阿弥陀如来像」という言葉になればあきらかに名詞である。それも抽象名詞でもなく指で指し示すことが可能なモノということがいえる。もっとも指で指し示すものではなくて両手を合わせるのがいいですけれど。 「嘘も方便」という言い回しがあり「方便」という言葉があるとすぐに「嘘」という言葉と連想的に結びついてしまうのだが、これは無相(むそう)であるものを有相(うそう)のものにしたから「有相も方便」というのが本来である、という話もきいたことがあるが、ウソ?ホント? とにかく、もしも浄土真宗のご家庭であれば、ご本尊とするご家庭のお内仏(仏壇)のご本尊(絵像の阿弥陀如来)の裏をめくって「方便法身尊形(ほうべんほっしんのそんぎょう)」という文字が記されていれば正式に本山から与えられたものである。「方便」という言葉が入っているのがホンモノという、ちょっと不思議な世界である。



さて、名詞であるのに「はたらき」をあらわす言葉を考え、
記憶をたどって思い当たったのが「自動車学校」での授業である。

私は学生時代の最初の方からオートバイに乗っており、
特に250㏄の中型オフロードバイクを手に入れてからは
真冬でも悪天候でも、根性でそれにまたがってどこへでも行っていたため
自動車の免許はもっておらず、
学生生活を終えてから自動車の普通免許取得のために自動車学校に通った。
私の最終学歴は自動車学校かもしれない。
いや、キャバクラ遊びを卒業した(たまにOBとして訪れる)今となっては
新宿歌舞伎町の「平成女学院」あたりが私の最終学歴か?

ま、それはどうでもいいとして
その自動車学校での学科の教習のなかで印象に残っている話がある。
教官が「エンジンブレーキ」についての話をした時だ。
今、AT限定免許が全盛の時代に、
(マニュアルミッションの車に比べたらオートマチック車は
エンジンブレーキというものが体感しにくいので)
どれだけの時間をエンジンブレーキの説明にさいているのかは知らない。
ただ、私が教習を受けている時に教官が半ば愚痴っぽくこう言った。

この前教えていたら教習を受けていたおばちゃんに怒られたんだよね。
「先生はエンジンブレーキを効かせろと
 何度も言うけれども、
 エンジンブレーキのペダルかスイッチは
 いったいどこにあるんですか!」
そんなもん作用の話なんだよ。


そうだ、エンジンもブレーキも明らかに名詞だ。
実体もある。
ところが「エンジンブレーキ」という言葉
(英語では engine braking か)
になったら、これは作用というか「はたらき」をあらわす言葉だ。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2011-12-13 06:10 | 草仏教


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