2012年 02月 06日

名曲草鑑賞 (30) SMAPPIES~Rhythmsticks

JAZZが好きな人、フュージョンが好きな人、
ポップスが好きな人で特にバックバンドの演奏に
思い入れがある人…
みなさん、どうか読んで気絶しないでください。

こんなメンバーが集まったらどうなりますか?





Sax  マイケル・ブレッカー(ブレッカー・ブラザーズ)
  ジェイ・ベッケンスタイン(スパイロ・ジャイラ)
  グローヴァー・ワシントン・ジュニア
Tp ランディ・ブレッカー(ブレッカー・ブラザーズ)
  アルトゥーロ・サンドヴァル
Fl デイヴ・ヴァレンティン
Vib マイク・マイニエリ
Gt ハイラム・ブロック
  デイヴィッド・T・ウォーカー
  デヴィッド・スピノザ
Drs オマー・ハキム(ウェザー・リポート)
  ヴィニー・カリウタ
Bass ウィル・リー、ジェームス・ジナス、チャック・レイニー
Piano ジム・ビアード、フィリップ・セス

オマー・ハキムという1982年から解散までの
ウェザーリポート(フュージョン)のドラマーが刻むリズムに
スパイロ・ジャイラのサックスの音がからむのです。

もう、一人一人をとりあげたらキリがありませんが、
ここに書き上げたメンバーがレコーディングに参加したり
ツアーのバンドとして絡んだ経歴をあげたのならば、
数限りない大物アーティスト、シンガーなどの名前があげられます。

この輝くような経歴と技術をもつミュージシャンたちが、
いったい誰のバックバンドとして集められたのか?

結論を書けば、まだ森且行くんが在籍していた時代の最後の方の
SMAP の録音のために集められたのです。

私は1995年に発売された
SMAP 007〜Gold Singer〜 というSMAPにとっての7枚目のアルバムを
秋葉原のオーディオ店でヘッドフォンを買う際に視聴したことが
あります。だってそれしか視聴できるCDがヘッドフォン売り場になかったんだもん。
しかし、その演奏の素晴らしさと録音も含めた音の良さに驚きました。
そしてSMAPの歌唱についてですが、これは私が言っていることでなくて
wikipediaに書いてあった記載からですが

後でメンバーの木村拓哉がインタビューで、
『この演奏に収録されているボーカルについて罪を問われたら、
自分達は終身刑もの』と語っている。


と、そうあるとおりの評価でいいと思っております。
木村拓哉もなかなか正直でよろしいと思っております。
ただ、同じwikipediaに

また、本人達がニューヨークでのレコーディング現場を初めて
訪れた際には、マイケル・ブレッカーらに対する認知度が皆無であり、
「誰?あのハゲ」や「上手いじゃん」などとのたまい、
スタッフに軽く叱責された。


というなどという記述があります。
まず、これが事実かどうか?ということもありますが、
事実だとして中居が言ったのか草彅が言ったのか、
香取が言ったのか案外と稲垣が言ったのかはわかりませんが、
テレビを見ていると木村拓哉が
泉谷しげるさん(と私がブログで書く際にも敬称をつける)のことを
「泉谷しげる」 と、本人はそこにはいませんでしたが呼び捨てにしていた
シーンをトーク番組でたまたま目撃してしまったことがありますので、
あり得ると思っております。
トークの流れのようなものはわかりませんが、
フォークソングのクリエイターでありシンガーである泉谷しげるさんを知らず、
あくまで俳優として自分より役柄が小さい(脇役オヤジキャラ)ことへの
意識が、その呼び捨てにはあったと私には感じとれました。

マイケル・ブレッカーが、その人生でどんなミュージシャンのサウンドの
根底を支えてきたのか?というあたりのことを学んで精進するというような
ことが少しでもあったならば、「終身刑」から
少しは減刑されることになったと思います。
ちなみにマイケル・ブレッカーが組んだことがあるミュージシャンを
私が知る限り列記してしまいましょう。ジャズの世界はあげるとキリがないので
あえてそれ以外だけを記します。
ジョン・レノン、ポール・サイモン、アート・ガーファンクル、
ジェームス・テイラー、ダイアー・ストレイツ、フランク・ザッパ

なんてところがあげられるでしょうね。

しかしながら、翌年、溜飲を下げる出来事があったのです。

ウェーザー・リポートというサウンドを創る才能集団の
ドラマーであったオマー・ハキムの
「これだけの豪華メンバーが集まったんだから、
 セッションをしてそいつも録音しちゃおう」

という呼びかけで
SMAPPIES~Rhythmsticks
という、SMAPのメンバー抜きのサウンドができちゃいました。
そしてこの SMAPPIES~Rhythmsticks は
『ADLIB』という、まさに音楽演奏のアドリブをテーマとする
ややマニアックな音楽雑誌ではあるものの、このアメリカの音楽雑誌の
BEST RECORD OF THE YEAR 1996
を見事に受賞したのでありました。

この SMAPPIES~Rhythmsticks から、今でも SMAP×SMAP などの
テレビ番組中のトークのBGMとして選曲されています。
その演奏は文句なく素晴らし過ぎます。
「素晴らし過ぎる」
などという日本語は誤った日本語だと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、
まさにこの場合、素晴らし過ぎると私は感じるのです。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-02-06 00:02 | 草評


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