草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ
2012年 02月 29日

2月29日があることの意義

b0061413_0174825.jpg うるう年なので今日は2月29日か。うるう年は夏のオリンピックがある年でもあるなぁ。実を言うと、寺によって事情は違うのだろうが、うるう年で2月29日があるというのは実にありがたい。というのは、毎年の2月28日は月命日の特異日で多忙なのだ。月命日、月忌参りともいうが、要するに「毎月1回、自宅にお参りに来てね」というご家庭がある。たとえば、8月31日が亡くなられた方のご命日だとすると、毎月31日にそのご自宅に伺ってお参りをするのだ。毎月といっても2,4,6,9,11の小の月には31日が存在しない。そんな時は私のところの場合、31日の分は30日に合わせてお参りするのが通例だ。そうすると小の月の30日は二日分の月命日のお参りがあるということでやや忙しくなる。そして、例年の2月28日は28日、29日、30日、31日と4日分の月命日のお参りが集中して忙しくなる。というわけで、29日があると、うるう年以外なら28日に4日分のお参りをしていたところが29日に3日分なのでスケジュールがやや楽になるというわけだ。

b0061413_018441.jpg サラリーに関しては、28日しかない2月にもちゃんと1ヶ月分のお給料が出るので、何だか1日タダ働きをしているような気もするが、それは気のせいだということにしておこう。2月も末日になるとまだ寒いにしても春が近いことは感じてくる。今年の冬は寒さがとても厳しかったなぁ。氷点下の日が多かった。しかし、2月も末日になると雪や氷を目にしていてもまったく気持ちが違う。同じ雪や氷の塊であっても「こおりおおきにみずおおし さわりおおきに徳おおし」(親鸞聖人 高僧和讚)という気持ちにはなってくる。これから確実に溶けていく方向に少しづつ向かっていくからだ。「称えれば罪も障りも春の雪」という俳句を目にした記憶があるのだが、検索しても出てこなかったなぁ。(ま、まさか私が無意識に作った俳句か?そんなはずはないのだが…) ただ、正確に言うと今年はうるう年ということだけではなく少し心境が違う。2月末日ということはもうすぐ1年目の3月11日を迎える。半減期数万年の物質も含まれた放射能汚染のことなどを考えてしまうと、すぐに溶けていく春の雪を喜んで迎える状態にはほど遠い。 


マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2012-02-29 01:09 | 雑草


<< コッヘル167番 小倉トースト...      カラフル正信偈(2) 南無不可思議光 >>