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2012年 03月 15日

雪か記 お彼岸前

b0061413_9353766.jpg 春のお彼岸の前である。今年の冬は厳しかった。雪の量もさることながら、氷点下の日も多かったので寒さが厳しかったということである。3月に入って周辺の雪はほとんど溶けて久しいのだが、境内地のなかで屋根から落ちた雪が溜まっており、なおかつ日当たりもよくないのでまったく溶けずに雪の塊が残っている箇所があった。明後日にはお彼岸の入りで、ここにある数基のお墓にお墓参りができないと困るので、昨日はこの塊を壊しながら道をつけるという作業を行った。この箇所の塊にスコップを入れていると、地層ならぬ(溶けずに塊となった)雪層となっており、この冬の天候の変遷のようなものを体で理解することができた。この20年間全体で見ればこの地域としてはほとんど雪が降らかった年があったほど暖冬であり、その間に雪国でもハイブリッド車が売れたわけだが、手強く大寒波も到来した冬らしい冬の手強さを久しぶりに実感した人も多かったと思う。

b0061413_9355423.jpg さて、この1年間、地震を含めて気象の予報というものがいかに難しいかを実感した。明日の天気予報の精度は上がったが、長期予報というものが難しいことは変わらないようだ。そのなかで、数少ないながら好ましいと思う風潮は、気象学者や関係者が今の衛星写真や天気図、パソコン上の数値ばかりを凝視するのではなく古文書や古典を真面目に資料として読んでいく風潮が感じられるようになったことだ。日本の中世の古典を「天候」に意識を向けて読んでみたいとふと思った。最近知って少し驚いたことは、小泉八雲(Patrick Lafcadio Hearn)が『雪女』を書くにあたって参照した伝承の出所が以外な場所であったことだ。雪女の舞台はどこか?私の場合は青森県や秋田県、山形県などを漠然とイメージしてきた。少なくとも小泉八雲ということもあって東北地方でなければ島根県の山間部での伝承にそのモデルがあると考えていた。ところが舞台は調布村、もちろん現在の東京都調布市がその物語の発祥の地なのである。


マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-03-15 10:18 | 雑草


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