2012年 03月 27日

コッヘル169番 アボガドわさびで海鮮サラダ

b0061413_2555863.jpg 30歳を過ぎてから激太りをしたことがある。具体的にいえば94キロまでいった。学生時代はヒョロッとしていたので、むしろ「太りたい」という願いをもっていたら10年後にその願いがかなっちゃった。ヤバかった。放置していれば100キロを軽く越えていただろう。その時も草野球はやっていて「江夏だよーん」と投球し、「巨漢バッターだよーん」と打席に入っていた。しかし、守備では相手のバントへのダッシュで足がもつれ、打撃ではせっかく長打を放っても2塁ベース上でゼーゼーハーハーしている。運動面では超スロージョギングに救われた。その時の巨体では5キロを45分かけてしか走れずに嫌悪感でいっぱいだったが Long Slow Distance(以下、LSDと略す)というちゃんとした長距離陸上のトレーニングに5キロを40分前後でゆっくり走って速くなる体を作るというものがあることを知り、週に2回これをやった。「痩せてきたねぇ」と言われて「はい、LSDをやっています」と答えるのはちょっと人聞きが悪かったが94キロが半年後に78キロになり三浦国際マラソンのハーフマラソンの部で制限時間内完走をするまでになった。

b0061413_2561853.jpg 食事面では「食べてはいけない」などという考え方は自分には絶対に向かないと思ったので「その時の体にいいものをたっぷりと食べる」という発想法でいった。なんせ運動でも「ゆっくり走れば速くなる」という逆説を実践しているので、食事も「痩せたい人は食べなさい」でいくことにしたのだ。「悪人正機」にしろ、「汝の敵を愛せ」にしろ、逆説をもって語りかけてくる真実は多いのだから。後になって思えばこれはDiet(食物を摂取すること)という言葉の原意にも忠実であった。ダイエットとは「食物を著しく制限する」という意味でも、ましてや「食べない」などという意味の言葉ではない。というわけで「野菜を美味しくたっぷりと食べる」ということには執念を燃やした。その執念で脂肪も燃えた。ゆっくり走ることも野菜を美味しく食べることも実に楽しかった。脂肪遊戯。さて、アメリカ本国でサブウェイ(外食チェーン)のホットドックばかりを食べていたアメリカ人が日本に来て、野菜中心メニューを主眼に置いた日本サブウェイのホットドックばかりを食べていたら痩せた、という噂を聞いた。たぶん限界近くまで行かれた巨漢の方なのだろうが、野菜を食べる文化が深い日本の良さを知ることができるエピソードだ。その日本サブウェイで「アボガドわさび」という調味料に感心した。この発想自体は2年以上前からあって実際にコッヘル110番ですでに似たものをやっているのだが、サブウェイのアレンジがなかなか良かった。自宅でけっこう再現が可能だと思った。皮を剥き、種を取ったアボガドを大根と同じようにおろして、そこに市販のわさびドレッシングを混ぜるだけ。昨年からよく使うポン酢ジュレ(市販)も混ぜての海鮮サラダを作る。エビやホタテを使うと高価で贅沢だと思われる方もいらっしゃるかもれないが、前向きなDiet、本来のDietにはこういう美味しい薬を美味しく食べることに執念を燃やすしかない。これをたっぷり食べた後は適量のタンパク質と適量の炭水化物が欲しくなる。それを適量食べればいい。あとは適量の酒(白ワイン)かな。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2012-03-27 04:14 | 草外道


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