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2012年 04月 10日

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)はまず「酒だけ」からでどうですか?

b0061413_2240195.jpg 政治・経済について割合と真面目なことを書いてみたい。TPPに賛成か反対か?まだ話し合いをする方向だということだけで、具体的なことはほとんど決まっていないない。賛成派の方とも反対派の方ともお付き合いがあるので、実はブログには書きにくいことなのだが私としては「反対寄り」という意見の持ち主だった。先例として韓国とアメリカとのTPP関係を考えるとそうなる。協定締結後、サムスンは世界的に大躍進である。一方で条約締結時には韓国側の「主食」(アメリカ側には主食という概念自体が希薄であろう)である米を除外し、パプリカなどの輸出向きの産物の生産を奨励するように農業政策全体を協定締結に向けてシフトさせたということがある。ただ、どうだろうか?今世紀に入ってから「前世紀の全盛期」とはうって変わって驚くような新製品がなかなか出てこないSONYなどが今のサムスンと同じ土俵で対等に勝負できるのだろうか?そして、日本の農業政策をいかにTPP協定コンシャスにシフトさせたとしても、特に東日本大震災後のダメージが深い東北の農業・漁業のことを考えたら、少なくとも私は「反対寄り」という意見になる。 ところが最近、ちょっと考えてみた。特定分野に特化して、勝負が楽しめるような条約締結で結果として文化交流にもなるというものが可能ではないだろうか?酒を飲みながらそんなことを考えていたので、当然のようにこんな考えが浮かんだ…まずは酒だけに特化してTPP協定を結んでみたらいいのではないか…と。TPPに断固反対という人でも、さすがに本当に鎖国して外国との文化交流までも反対だという人はいないはずだ。酒は文化である。また、竹下登さんや谷垣禎一さんの実家が造り酒屋であるように、昔から酒は政治の基本である税制とかなり密接な関係をもっている。政治(まつりごと)の中枢に酒の姿あり。 TPPの連携対象諸国で、幅広く飲まれているものは、まずはワインとビールだろうと思う。すでにオーストラリア産やカリフォルニア産やチリ産のいいものがすでに日本に入ってきている状況で、今さら勝沼や池田町や岩の原などでワインに関係する人々が強く反対するとは思わない。むしろ、年々、ヨーロッパを中心に海外でも日本のワインに対する評価が高まっていることもあり、より広く日本のワインの良さを知ってもらえるチャンスと考える関係者の人の方が多いのではないだろうか? ビールで考えてみたい。ビールの美味さは気候や「その時のおつまみ、料理は何か」ということに大きく左右されるが、今まで以上に各国のビールが関税を撤廃してかなり安く入ってくる代わりに(ただ、各国の酒税の方式や割合が大きく違うので、この交渉は難しいということはわかっているつもりだ)キリン、サッポロ、ヱビス、アサヒ、サントリーなどが大きく躍進するチャンスでもある。 そして日本酒と焼酎の世界的な勝負!たとえば今の日本酒の大酒造メーカーや全国各地の酒蔵も外国人を唸らせるような日本酒、特に純米酒などを大いにプッシュしたり開発していくことは日本人にとっても必ずプラスになると思う。深い文化だもの。スシバーや日本料理店以外でも日本酒の良さが環太平洋の国々に充分浸透して、初めて「おつまみとしての輸出」という芽が出てくる水産加工品や農産物がクローズアップされる。まさに酔狂な意見と思われるだろうが、環太平洋戦略的経済連携協定は最初は酒だけに特化してやるべきだというのが私の意見である。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-04-10 00:04 | 草評


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