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2012年 04月 18日

猫とネット通販との関係

b0061413_2341457.jpg 寺の本堂の縁側で猫たちが昼寝をしている。どうも本堂の縁の下に数匹が住み着いているらしい。足あとを掃除しなければならないし、たまに車にも足あとが付いていることがあり、この季節まさに「今が盛り」という感じがする。ただ、今のところその足あと以外に害はないし数匹の猫が境内をうろついてくれるお陰でネズミよけになってくれている面もあるかもしれないし、猫は嫌いではないから今のところ遠くから見つめ合うだけの平和な関係が続いている。ただ、少し気になっているのが捨て猫が増えているのではないか、ということである。捨てられた動物や行き場のなくなった動物の治療やケアを行いつつ新しい飼い主さんの募集をしているNPO法人の「日本アニマルトラスト」(大阪府能勢町)によると、月50~60件ある引き取り依頼のうち、1割近くはネットで買われたペットという。「ネットで買われたペット?」と思いつつ、仮想ながらネットでペットを買う立場になって検索してみれば、なるほどけっこうあるなぁ。そこで時には衝動買いで衝動飼いを行い「思ったのとちょっと違う」ということで引き取り手を探したり、時には捨てるということがあるのだろう。題名は忘れちゃったけれども星新一のショートショート小説にこんなのがあった。テレビ電話で異星の異性と交信をしつつ、その異星の異性の美女と意気投合して「是非とも結婚を前提に交際したい」ということになり、異星から異性の美女がやってくるのだが、その美女は身長が確か100メートルぐらいであり「私の未来の伴侶はどこなの?」と待ち合わせ場所でドスドスと音を立てて歩き回るというお話だ。異星と交信できないだけの話でスカイプなどのインターネットを通じた画像入り交信はすでに現実のものとなっている。ここからは本当の話になるが、私のアメリカ人の友人はスカイプでフィリピンの方と頻繁に交信して恋愛感情をもつことになった。「一度、実際に会いましょう」ということになり休暇をとってフィリピンにワクワクしながら行った。しかし彼が「こんな美女は今まで見たことがない」と思っていたお方は「美しかった」ということに間違いはなかったが、美女ではなくて男だった。いや、これホンマの話。いちばん極端な例のフィクション(星新一ショートショート作品)と実話(フィリピン性別誤認事件)を最初に出してしまったので、続きが書きにくくなったなぁ。 モノの話でいえば、BSNラジオの番組のパーソナリティも務めていたことがある知り合いがネット通販でヘッドフォンを購入した。音質と装着感は思った通り、あるいは思った以上の部分もあったが最近のヘッドフォンは高級なものでも携帯オーディオでの使用を前提にしているためかコードが異様に短く、ヘンな体勢で放送や音楽をモニターしなければならなかった。そういうことってあるさ。ヘッドフォンならまだ延長コードを買い足せば済むからいい。ペットが思いどおりに育たなかったとか、思いの外邪魔になったというのは思い違いが罪になる。 つい10年前までネットを使って何かを購入するということに今よりもずっと抵抗があった。ただネットオークションまではやらないが今では本やCDと「よく知っている定番商品」というものについてはけっこう利用するようになった。利用しているサイトから「ほら、お前のような珍しいもの買っとる客にはこういうモノもお似合いやから買えや」(実際はもちろん丁寧な言い方だよ)という形の広告がちょっとだけウザいと思うだけで、便利なことには間違いない。ただ、本などでも本当は書店で手にとって買いたいと思っている。装丁や字体など実際に手をとって「力の入れよう」あるいは逆に「力の抜き具合」のようなものを感じてみたいからである。そういうわけでペットも通販されているということにかなりの違和感があったのだ。パソコンによってそのペットについてある程度の情報が入ったとしても、そのペットが自分のものになり、自分の思い通りになるとは限らない。自分の思い通りにはならないと覚悟して飼ってください。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-04-18 23:00 | 草評


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