2012年 05月 29日

コッヘル174番 筍とワカメの味噌汁

b0061413_130625.jpg もうすぐ新鮮な筍とはおさらばの季節である。筍は季節限定とはいえ本シリーズ最大のテーマ食材であるのだが「筍とワカメの味噌汁」という基本的なものを登場させることを忘れていた。5月に食べる味噌汁の半分はこれだというのに。さて、COWCOWの「あたりまえ体操」の歌詞になってもいいぐらい当たり前のことを書くが、ワカメは海の産物である。筍は、海沿いで潮風に吹かれたものぐらいはあるだろうが海の産物ではなく土の産物。イメージとしては山であるといってもいいだろう。それが味噌汁として同居すれば、いい意味では滅多に使われないこのフレーズが思い浮かぶ。「海のものとも山のものとも知れないなぁ」…まったく、何でこんなに相性がいいのだろうか。仲人は誰なんだいったい?紹介した友だちは誰なんだいったい?味噌である、と言うのは簡単だろう。この、まったく違う環境に育ったカップルの仲をとりもった存在として、味噌は仲人となるか、もしくは披露宴での友人代表として誇らしげにスピーチをすることであろう。ただ、この出会いの伏線として日本料理の出汁の基本である昆布と鰹節という仲間と合コンしたということが大きいと思う。昆布と鰹節という仲良しにしても、両者とも「海のもの」という点では共通しているものの、片や北の海、片や南の海というかなりの遠距離恋愛を成就させたのである。 ありがたいことにこのブログはかなりの遠距離の方々に読まれている。海外で読んでくださっている方も、ちょっと数えても10名はいらっしゃる。その方々に「どうだ、うらやましいだろう」とコッヘル上の料理を見せびらかるような邪悪は気持ちは、私は少ししか持っておりません。そんなことよりももっと言いたいことは、いろんな問題が山積みである問題のある国ではありますが、奇跡的な出会いを大切にしているあなたの祖国の文化は素晴らしいということであります。

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2012-05-29 01:54 | 草外道


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