2012年 06月 10日

AKB48の総選挙の感想などを書いてみる

原子力発電所の再稼働問題などに言及せず、はたまた
実際の総選挙ではなくAKBの総選挙の感想などを書くとは
何だと思われるかもしれないが、感じたままを書く。

総選挙といっても民主主義の総選挙と違うのは、
AKB48のCDに選挙券が付いているという
資本主義のなかのアイドル人気投票である。

まさに本来の総選挙の選挙速報のパロディと化していた
フジテレビの中継を長女といっしょにけっこう見ていた。
途中で風呂に入ったものの、娘の父の目でAKBを見ていた。

娘には言わないが、たとえば前田敦子の卒業宣言などは
作詞家でもあるが本来は放送作家である秋元康氏の脚本が
入っているはずだ。
あれだけのプロジェクトのセンターに、それこそ選ばれて立ち、
その位置の重責をいちばん知る者が、突然の衝動で卒業宣言を
するということは私には考えられない。

さて、今年のそのAKBの総選挙という、
芸能人でアイドルのグループの大イベントでありながら
そこには歌も踊りもモデルポーズさえもなく、
ただコメントがあるだけというショーであった。
総選挙で選ばれたAKBのメンバーのコメントに
脚本やト書きこそないものの、どれぐらい放送作家の指示や
アドバイスのようなものが入っているかとは考えた。

ところが「神セブン」といわれる上位7人の当確あたりから、
何だか立派だなぁと思ってきた。
昨年に続いてベスト7まであと一歩であった板野友美には
どうしてもあと一歩が届かない彼女の複雑な想いを感じとったし、
それから上位が発表されるに従ってお辞儀の角度が深くなる様子は
実るほど頭を垂れる稲穂、かな?と思わせてくれた。

そして、投票をしてくれた人たちに対する御礼の言葉と
これから先の抱負を述べていくことについて
テレビという媒体の使い方のテクニックもあるけれども、
パロディであればその元となっている政治家でこれだけの
ことを言える人がどれくらいいるのかな?と思った。

5位の篠田麻里子のコメントはひとつのハイライトで、
「そろそろ席をゆずったらという声もあるかもしれないけれど、
 席が空いたから喜んでいるような人はAKBでは
 勝てないと思います」(キッパリ)

という言葉には、これが演劇のセリフであったとしても
なかなかの迫力があった。
篠田麻里子という人は、たぶんAKBのブームのようなものと
関係なく残っていくのだろうなぁと思った。

CGの世界から抜け出てきたようなアイドルとして完璧なルックスのように
見える渡辺麻友が2位と大躍進してきたが、1位とは票数で大きな差が
あるというのも何かわかる気がした。

最後の最後、トップ当選の大島優子のコメントが放送途中で切れたのには、
苦情が殺到したことだろうなぁ。

AKB48という飽きられやすいアイドルグループの賞味期限は
あと1年のびたという気がする。

昨日、鳩山元首相が消費税増税反対ということで造反を表明したみたいだが、
自分が関係したエネルギー問題、特に原子力発電所の是非について
何か言うならともかく、だから何だというのだろうか?

「政党ではなくてタマを選ばせろ!」
という真面目な気持ちだけにはなった。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-06-10 02:13 | 草評


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