2012年 07月 05日

名曲草鑑賞 (31) ゆずの「夏色」

b0061413_11203952.jpg 7歳数ヶ月年齢が離れているせいもあるが妻(シャラポア・日本人)と聞く音楽がずいぶんと違う。もっとも私はiTunesのping送信でイイネ!を押すのだけれども「このCDのこの曲はiTunes Storeでは流通しとらんけんイイネ!と言っても無駄じゃが…」(なぜか広島弁風)というような表示があらわれることが多い。ポピュラーな曲も大好きなつもりだが、世間からみればマニアックなのだなぁ。なので妻といっしょに音楽鑑賞をするのは車のなかでドリカム、MISIAなどを聞く時ぐらいなのかな?特にアコーステックな音で共通に好きなミュージシャンをあえてあげるなら…うーん嘉門達夫あたりになっちゃんだなぁ。音楽鑑賞という点で妻ともこんな感じなので13歳の長女とはなおさら接点が少ない。ただ吹奏楽部でアルト・サックスをやっているのでサックスの音には鑑賞眼というか、耳をもってきたみたいだ。先日、ジョン・コルトレーンの名盤『BALLAD』を聴いていたら「すごい、この人はアルト・サックスでテナーみたいな音を優しく力強く出している!」というようなことを言ったので「そう、そう、そう、お前もわかってるねー!」と、接点のようなものを見つけて嬉しくなった。今まで共通に語れる楽曲がPerfumeの「ポリリズム」とAKBの「フライング・ゲット」しかなかったのだ。しかもフライング・ゲットでは途中から「♪アイ・ショット・ザ・シェリフぅ」というボーカルのリフ(ボブ・マーリー)を勝手に入れて怒られていたので、嬉しかったのだ。なので、他のコルトレーンのアルバムを聴けばそれだけでイメージも変わっちゃうのでかすかな接点を大事に大事に娘がそばにいる時にはひたすら『BALLAD』を流す。健気な父だろぉ?



そんな日々のなか、ラジオやテレビなんかでよく特集される
「夏に聴きたい曲ベスト10」
なんかでほとんどベスト3には確実といっていいほど入ってくる
ゆず の 「夏色」 は娘にとっては大スキな曲であるようだった。

サビというかヤマ場の

この長い長い下り坂を
君を自転車の後ろに乗せて
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下っていく


の部分などは、高揚感とともに
「もう一度聴きたい」
と思わせてくれる何かがある。
その何かはある程度広くて深いもののようで、
YouTubeで ゆず が「夏色」をやっているところを見てまわると、
「もう1回!もう1回!」
のコールが起こることが恒例というか、お約束になっているようだ。

そんな娘とのわずかな接点、実は夏色の思い出のようなものがある。
長女が生まれて5歳まで育った新潟県の三条市。
幼児を後ろに乗せるための機具が付いたママチャリで、
幼い長女を乗せていた。
信濃川沿いのアパートに住んでいた時、
石上大橋をその自転車で渡っていっしょに映画を見に行き、
瑞雲橋をその自転車で渡って三条競馬場に行った。
(娘には、動物は一種類しかいないけど動物園に行こうと言っていた)
3歳になるまでは「ママがいい!」としか言わなかったが
この4歳からついこの前のことのように思える10歳ぐらいまでは
「パパはどこ?」が口癖の、見事なパパっ子であった。

長い長い下り坂、後ろに大事な人を乗せているので
ブレーキをいっぱいに握りしめゆっくりと下るという件(クダリ)、
日常の所作のなかで見事な瞬間を切り取ったと思う。

音楽の接点であるとともに、これは思い出の接点でもあったのだなぁ。

最近、出張帰りにふと思いついたお土産として
10歳の息子にモンスターハンター(ゲーム)のトランプを買い、
その13歳の長女と6歳の末娘にシルバニアファミリーの人形を買った。
10歳の息子と6歳の末娘は大喜びだったのだが
長女は 「私を何歳だと思っているの?はい、これも妹にあげる」
と、そっけなかった。

わはははは、確かに何歳だと思っているのかなぁ。
そのうち、ボーイフレンドの自転車の後ろなんかに乗っているところを
街なかで発見し、
「あああ、あぶないからやめようね」
なんてことがあるとかないとか。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-07-05 12:26 | 草評


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