2012年 08月 07日

オリンピックとゆとり教育

b0061413_2333214.jpg これは数年後にならなければわからない話だが、たとえば4年後のリオデジャネイロオリンピックで日本の成績が芳しくなくて有望な若手選手の台頭も見出しにくいとする。そうすると、本来、スポーツの、しかもオリンピックの金銀銅のメダルの数を基準に教育論っぽいことを言うのは嫌いなのだが、もしかしたら4年後に「ほら、やっぱりゆとり教育というものは正しかったのだ」なんていう大きな揺り返しが巻き起こるような予感がする。ゆとり教育に関して「間接的当事者」というような立場にある。つまり、長女が中学2年生、長男が小学校5年生であり、6年ぐらい前には(親としての目から)教科書の薄さに驚いていたものが、2年ぐらい前からは急に分厚くなった教科書に(親の目からも)びっくりしている。しかもゆとり教育導入時にほぼ同じくして定着した学校の週休二日制はそのままに授業数と習得する内容が大幅に増えたために平日はみっちりと授業をした後にクラブ活動などをけっこう遅い時刻までやることになり、ゆとりが急になくなっちゃった感は強いと思う。個人的にはゆとり教育を止めるというなら土曜日も昔のように午前中は授業を行なって(多くの私立と一部の公立でそうしているところもある)教職員には長めの夏休み(教育者には研究者や現地調査をしたいという人も多いのでいいことが多いと思う)と少し長めの冬休み、春休みがあるというのがいいと思うな。 寺脇研さんという、今は京都造形芸術大学芸術学部教授である人が「ゆとり教育創設の張本人で日本の若者をアホにした張本人」などと産経新聞などでかつて叩かれていた。確かに元文科省の官僚でありスポークスマン的役割をしていたが、総理大臣や文部科学大臣が叩かれるならともかく腑に落ちなかった。だいたい、どれぐらい主導していたかはわからないが、官僚ひとりが「ミスターゆとり教育」なんて言われることが功罪含めて疑問だった。(功罪の功の部分はほとんど論じられていない気もする、それでこれから書く) ただ、去年や今年の中学生時代からゆとり教育を受けてきた22歳、23歳の新入社員世代が会社などで「ゆとりちゃん」(私の時代は新人類と言われたなぁ)と言われて揶揄されているとは対照的に、たぶん明日の今頃もキーマンになるであろう男子サッカー(オーバーエイジ枠を除いてチームのメンバーは23歳以下である)の大津祐樹選手などに代表されるような「ノビノビとプレーする頼もしきチャラ男」といった感じの若い選手たちが頭角をあらわしてきたこともゆとり教育の功罪の功の部分としてちゃんと評価しなくてはいけないのではないかと思う。そして外見もチャラくないのだが、23歳前後の若い日本選手の活躍は著しく、今までは日本ではマイナースポーツ扱いされていて分野で続々とメダリストが誕生していることは、これはゆとり教育の影響だということぐらいは書いてあげないと不公平であるという気がしてきている。もちろん「文武両道」というのが理想ではある。でも、そんなデキスギくんも、そんな個性をもったデキスギ的選手がサッカーチームのなかに一人か二人が居るチームが強い、というあたりが人の世の現実であるという気がする。

マーヒー加藤

 ※ もうすぐ女子サッカー(なでしこジャパン)のフランス戦のキックオフという
   そんな時間帯に書いているが、明日の今頃に行われる男子サッカーのメキシコ戦に
   永井謙佑選手が出場できるのか?永井謙佑選手の怪我の状況はどうなっているか?
   ということでいろんな情報をネットで集めていると、あまりにも諸説紛々。
   断言する書き方のものもあるのだが、あまりにも不確か。
   本人がブログ(またはfacebookやTwitter)でもやっていて大会中も更新
   してくれているということでもない限りよくわからないことであるが、
   願わくばあのスピード忍者プレイで相手ディフェンスを撹乱して欲しいなぁ。
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by kaneniwa | 2012-08-07 00:46 | 草評


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