2012年 09月 21日

オスプレー(OSPREY)

b0061413_2172531.jpg オスプレー(OSPREY)といえば、今日のニュースなどでは山口県の岩国基地から試験飛行が行われた軍用機のMV-22を思い浮かべる人がほとんどであろう。ただ、数カ月前まではカリフォルニア州サンタ・クルーズに拠点を置くアウトドア系バックパックメーカーを思い浮かべた人も少なくないのではないかと思う。オスプレーのバックパックは憧れであった。オスプレー(Osprey、オスプリー、オスプレィ、オスプレイ)は猛禽類のタカの一種である「ミサゴ」のことである。今、絶滅の危機にある鳥である。軍用機にしろバックパックにしろ「多くの荷を運ぶ」という点では似た面もあることはある。「キャンプ」と言う場合、野球用語である可能性もあるが、それが軍事用語であるかレジャー用語であるかでずいぶんと雰囲気は違う。ただし、ハッキリ言って「もともと接点はある」といえる。私と同年代かさらにその上の世代のアウトドア愛好家はボーイスカウト活動の経験者が少なくない。ボーイスカウト活動は今は規模も世界的であり軍隊色は弱くとも、創始者がイギリスの退役軍人のロバート・ベーデン=パウエル卿である。飯盒炊爨(はんごうすいさん)を中心にした私と同世代が経験したキャンプもまた「戦争を知らない子どもたち」が中心であったとしても、あるいはそれ以降の「戦争を知らない子どもたちという歌を知らない子どもたち」が中心であったとしても、たとえば米を炊くことを指導する人は戦争を知る人、あるいはかつて戦争を知る子どもだった人だった場合が多かった。ある意味、私から上の世代のアウトドアは入り口は軍事文化の影響を少しは受けていたものであった気がする。良い悪いは別であり、そうであった気がする。 今、たとえば苗場のフジロック・フェスティバル(FUJI ROCK FESTIVALは名称から富士山の麓のイメージがあるけれども1999年以降は苗場でやっているようです)などの夏の野外音楽フェスをきっかけにしてアウトドアの世界に入ってくる人たちというのも、私より下の世代では多くいると思う。ラジカセでガンガン音を鳴らすようなグループは論外として、多くは一人用か二人用のテントを購入してギターかウクレレをポロンと鳴らす。山ガールや森ガール一味にも、この野外フェスを入り口とした人は少なくない気がする。アメリカではいち早くウッドストックなどの野外フェスでその道を歩んだヒッピー系の人々は多く、確かオスプレー(アウトドアバックメーカーの方です)もそうだと思ったが、カリフォルニアに拠点を置くアウトドアメーカーの創始者は、そうしたヒッピー系アウトドア愛好家である場合がものすごく多い。それはベトナムからの帰還兵ともだぶるし、アメリカの仏教徒ともだぶる。 ああ、何が言いたいんだか自分でもわからなくなってきたが、とにかく「アメリカのオスプレー」と言えばボーイングの系列会社とヘリコプターメーカーが共同開発した軍用機ではなく「バックパックのオスプレー」のことであって欲しいなぁということが言いたいのであった。道具というのはすべて使い用であり、どんなものでも凶器になる可能性があるし、軍用機が大惨事の際に人を救うということもありえるのだが。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-09-21 21:50 | 草評


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