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2012年 10月 12日

それでもやっぱり選挙に行こう

私は阪神タイガースのファンである。
どれぐらい阪神タイガースが好きかといえば、
うちに長女が誕生して以来、
二人目以降の子どもは阪神がセ・リーグ優勝をしないと
生まれてこなかったことでもわかる。
いかに甲子園球場を中心に巻き起こった阪神ファンの
「あと一人!あと一人!」
という群衆の熱いコールを我が身にインスパイアしてきたかがわかる。
そんな私でも、阪神という愛してきた球団にあえて喝を入れるために
来季は「アンチ阪神」という立場をとって、屈折しまくった愛をぶつけてみようか?
とも思っている。

阪神ファンというものは巨人(読売ジャイアンツ)嫌いが多い。
私も昔から巨人という球団を好きではないけれども
長嶋茂雄というスーパースターの輝きには圧倒されていたし、
高橋一三(たかはしかずみ)という左腕ピッチャーは好きだった。
堀内恒夫(ほりうちつねお)という投手は嫌いだったが、
堀内の投げるカーブは好きだったという何だか複雑な嗜好がある。
その後の時代でもクロマティなんか好きだったから、
巨人という球団に属していても好きな選手というものは居た。
ましてや、私の周囲の野球好きでいちばん多いのは巨人ファンであり、
その人が巨人ファンであるから嫌いになるなんてことはない。
だから、やっぱり野球の話ならまだ政治の話と違ってしやすいと思う。
(状況によっては一部の地域を除いてのお話)

正々堂々と正直に書けた野球のことと違って、
ちょっとズルく一般論で語りたいけれども
政治の話である。

少し古いけれども2ヶ月前の毎日新聞のデータで、
自民党を支持する人が19%。
民主党を支持する人が13%。
維新の会を支持する人が11%。
そして、支持政党なしとする人が40%。

来月の中旬にもしも総選挙があったとして、
「候補者」という「人」を選ぶ見方にはまた別な要素もあるとして、
比例代表を投じる時の自分の心理はおそらくこんな感じである。

安倍総裁の発言もタカ派が爪をむき出しにしている感じだ。
今の安倍総裁なら、むしろ総理大臣時代の方がバランスがとれていたと
思えるほどなんだなぁ。
自民党の良かった点に目がいくことがあるとはいっても、
野党としてどうだったか、ということを考えて
原子力発電については縮小はあっても存続させる方針だから
やはりここには入れにくいなぁ。

民主党は入れにくいなぁ。
特に2009年の選挙のマニフェストを読むと涙さえ出るなぁ。
マニフェストで、まぁこれだけは明確に実行されたと言えるのが
「高校の授業料の無償化」
確かにこれから高校に進学することを希望する率が高い
三人の子どもを養っている身にはありがたい面もあるが、
どうも中卒やもしくは高校を中退して働いて税金を納めてくれている
若者たちに対して申しわけないんだなぁ。
そんなら東北につながる高速道路だけでも無償化してくれぃ。

公明党かぁ。福祉などに関して貴重な提言や国会質問もしているけれども
やっぱり明確な支持母体がどうしてもチラつくから、
自分が一票を投じるということは躊躇してしまうな。

維新の会かぁ。大阪でのお手並みもまだ拝見できてないからなぁ。
そのお手並みへのプロセスでの荒っぽさも、
荒療治の功罪のどちらもまだ見え隠れしている段階だ。
「期待」という意味での票に伴う「責任」というものを学んだからなぁ。

みんなの党かぁ。出来た時から思ってはいるけど、どうも
政党名で肩の力が抜けちゃうんだなぁ。
スポーツなら肩の力が抜けるといいことがたくさんあるけど
選挙で肩の力が抜けてもなぁ。
いっそのこと英語名の OUR PARTY を正式名にすればいいのに。
あ、投票用紙は縦書きだったか。

国民の生活が第一かぁ。
政党名でいえば民主党のキャッチフレーズをそのまま持っていった
こっちの方がさらにフザケていると思っちゃうんだなぁ。
「被災者の生活が第一」
とまで思い切っていたら、かなり心が動くんだけれどもなぁ。
「選挙区が第一」いや、そこまでもいっていないんだなぁ。

社民党かぁ。
どうもここ10年の活動で印象に残っているのが
大橋巨泉が民主党を辞める時に取り囲んで
「巨泉さん、どうか辞めないで!」
と懸命に引き止めたところだけ浮かぶんだなぁ。
そして連立を辞める時に、あんまり引き止められなかった感じ。

共産党かぁ。
何だか最近、共産党議員がいちばんセンスがいいスーツを着ているなぁという
個人的な感想をもっている。
『蟹工船』は読みたいとは思っても『赤旗』を購読して読むまではいかないなぁ。

まだ他にも選択肢はあるが、とにかく
私もまた世論調査の40%、
「支持政党なし」
に入るのだなぁということを認識する。

このままの気持ちで「近いうち」に行われる総選挙の投票所に行ったとしたら、
その場でも迷いに迷っていつまでたっても投票用紙に書き込めず、
「早くしてください」
なんて催促されたりしそうだ。

こんな人は投票に行かない方がいいのか?

と自問する時に、やはりまったく逆であると思ったのだ。

選挙はギャンブルや人気投票ではない。
しかし、「期待」とか「好意」とか「信頼」という
本来は数字にはできないものが、さらに混ざりつつも、
最後には数字となって出てくるものである。

前回かけた「期待」が大きかったために失望も大きいという人がいたとする。
(こりゃ多いだろうなぁ)
その失望をもって前回と別なところに投票する、
あるいは「もう1回だけ期待してみっか」という選択もある。

とにかく、居酒屋での政治談義にしても投票した人は
「あれほど期待して、これかよ!」
というような言葉に自然と熱が入ると思う。
そういう論議にもならない談義でも、リアルな気持ちの交わし合いは
成熟につながっていくと思う。

投票しなかった人は失望もいま一歩リアルではないという感じがする。
「これだけ応援してやっているのによぉ!」
というアンチ阪神のような存在となってでも、
あるいは期待を見出しにくいなかでもそれを探し当て、
選挙に行くべきである。

「近いうち」に行われるらしい選挙の争点になるべき事柄は
復興支援、原発、憲法、外交、税制(増税)、教育など大事な問題ばかりである。
そこで、もしも40%以上の人が棄権するようなことがあれば、
また別な失望がやってきてしまう。

仮想選挙日を妄想してみて、
「消去法や減点法では何処も入れるところがない」
ということは自分で分かった。
加点法に切り替えてみたい。
それでもなお迷っても、迷ったまま選挙に行きたい。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-10-12 02:25 | 草評


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