2012年 11月 11日

コッヘル189番 からし&大根(おでんメニュー)

b0061413_0105082.jpg おでんの鍋の中身を野球チームにたとえてみる。大根は欠かせない存在である。不動の4番バッターか絶対的エースか、はたまた4番でエースか。それなのにスター性がなくて一歩ひいた感じがある。このブログ記事も「大根&からし」としようと思っていたのに自然とキーボードで「からし&大根」としていた。からしの前でも大根は一歩引いている感じがする。スター性がないのにたいへんな人気者。その人気の秘密のひとつはその控えめなところなのだろうか?コンビニのレジのところでおでんを購入する人を見ていると「まず大根」というタイプの人や、他のおでんダネを何種類か注文した後に「あと大根」というタイプの人などが多いという気がするが、オーダー(注文と打順のダブルミーニング)で大根を外す人はとても少ない。どちらにしろ、打順を組んだり投手陣のローテーションを構想する時に「こいつがいなけりゃ野球にならない」というべき存在となる。実は4番かエースか、というよりも「打順は2番あたりでオーダーからは外せない存在」という打者、あるいは「セットアッパー(中継ぎ)としてベンチ入りしていないとチーム全体が不安定になる」という投手のような存在なのだろう。実際、おでんの広告の写真やイラストで大根を外した絵は少ない。それぐらい「大根がないおでん」というのは想像しにくいし、逆にいえば「大根とこんにゃくとチクワ」というトリオだけでもおでんの体裁を整えられる力をもっていると感じる。さらに薬味としておでんに欠かせないという人がほとんどの「からし」とのコンビネーションは絶妙であるのだが、ここに今回、プチ発見があった。「ぶり大根」という料理がある。(これも「大根ぶり」とは言われない)そこには薬味としてうちの場合は刻んだ生姜を最初からいれちゃうということはあるにしろ、そこではおでんの時と違って(少なくとも私の場合は)からしはつけない。濃さは違うものの同じような成分の味つけをし、広い意味で魚味が染みた大根であるのに。一度(私としては)間違ってぶり大根の大根にからしをつけたことがある。「あっ、間違っちゃった」とすぐに感じた、あの失敗感覚は何だったのだろうか?

マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2012-11-11 01:03 | 草外道


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