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2012年 12月 17日

ドキュメント2012年12月16日

Twitterなどで
「今回の衆議院議員総選挙の投票率は極めて低調であるが、混み合って
 行列ができている投票場が全国で続出していた、なぜか?」
という話題が飛び交っていた。

私はその理由をこういう風に解釈している。
「今回は、候補者にしろ比例に書き込む政党にしろ決めないままに
 投票の場にやって来て、鉛筆を持った時点でも迷っている人が多かった」
ということではないだろうか?
実際にそういう人の姿も見たのであった。
それでも、迷ったままでも、選挙権の歴史と経緯、
さらには選挙というものを経験したことがない国家のことを考えると、
投票をしたということはまだいいと思う。
後悔の念さえ、投票という形で参画していなければ生まれてこない。
後悔は、まだ虚無感よりはずいぶんとましであると思う。


数年後、読みなおした時に節目の日になっている可能性が強いので
久しぶりに純日記風ブログ。

昨日の12月16日、日曜日。
法事を終えて夕方、投票に行く。
妻(シャラポア・日本人)は午前中に投票を済ませ、
夕方になってから二人の娘とともにニトリに買物に行く。
6歳の末娘が来春から使う予定の学習机を見に行くという用事もある。
「ゆとり教育」というものも終わり
「ニトリ、今日、行く」ということらしい。

午後7時からサッカーのトヨタ・クラブワールドカップを息子とテレビ観戦する。
サンパウロに住んでいたこともあるご縁からコリンチャンスを応援する。
あのセルジオ越後も1960年代に4年間在籍していたクラブだ。

序盤はチェルシーが優勢。
フアン・マタのコーナーキックからガリー・ケーヒルがヘディングして、
こぼれたボールをシュートされるがコリンチャンスのGKカッシオが
スーパーセーブ。
フェルナンド・トーレス、ビクター・モーゼス、エデン・アザールという
チェルシーのそうそうたる面々によるシュートをカッシオは好セーブや
スーパーセーブで得点を許さず、
こりゃプリウス(最優秀選手賞の副賞)ゲットも当然か。

ハーフタイムに冷凍うどんのさぬきうどんを茹でて
息子は冷たいものを生姜醤油で(本場、さぬき流の食べ方だなぁ)、
私は温かい月見うどんにして食べる。
妻と娘二人はニトリに寄った帰りに軽いものを食べてくるという電話があった。

後半に入ると、衆議院議員選挙の速報が画面の下の四分の一を占拠。
選挙が占拠。

コリンチャンスは個人技もスゴイけど実に狭いスペースにパスを通しつつ
チェルシーのゴールにジワジワと攻め上がり、ダニーロ放ったシュートが
デフェンスに当たったところをゲレーロがヘディングで押し込んで得点。
サンパウロは日曜日の朝だからこのゴールで沸いているだろうなぁと思う。
しかし、会場(横浜国際総合競技場)もすごく沸いている。
日本に住んでいるブラジル人のみならず、こりゃ相当の人たちが
サンパウロを中心としたブラジルからやってきたな。
チェルシーは、オスカル(ブラジル代表選手だなぁ)を投入して
その攻撃の激しさを増したが、コリンチャンスが1−0で勝利した。

衆議院議員総選挙の結果は深夜の今もまだ出揃っていないけれど、
この試合の後半からどんどん入ってきた。

民主党の大惨敗は予想通りだが、
憲法第96条は第1項で規定される憲法改正の最初の条件である
「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」というところの
衆議院の方の条件を満たすことになっているなぁ、と思った。
小泉進次郎が
「自民党に風は吹いていなかった、民主党が酷すぎた」
とキッパリとテレビカメラに向かってコメントしていた。

投票率の正確な数字はまだ確認していないけれども
日本テレビがニュースで報じていたことによると
投票率は衆議院議員総選挙としては現憲法下で行われたなかで最低の
59%台であったという。
震災復興支援、原発問題、消費税、TPP、憲法改正か護憲かなどなど、
争点がありすぎて困るということはあっても、
問題山積みの日本の衆議院議員総選挙で
これが、いちばん悲しくていちばん痛いニュースであった。
年代別の投票率などはまだ出ていないけれども、
投票場に歩いていくのがやっとの高齢者において投票率が高く、
20歳代や30歳代ではかなり投票率が低いという。

その気持ちはわからないでもない。
3年半前の前回の衆議院議員総選挙では民主党に投票した人がいちばん多いはずだ。
その人々が今回は民主党には投票したくないという気持ちになったとして、
かといって「ではどこに票を入れるか?」となった時に、
どこもピンと来ない

これから自民党に投票した人が、いちばん自民党を批判できると思う。
信頼し、支持して実際に選挙で一票を投じたのであるから。
もちろん自民党以外に投票した人にも、その政党に
「しっかりせい!」という叱咤激励をおくりつつも応援して支援する形で
批判することができる。
ただ、選挙に行っていないのであれば
たとえ居酒屋での政治談義(ばっかりしているのは私も野暮だと思うが)でも
その批判はどこか虚しいものであるような気がする。

憲法自体が定めているルールであるから、衆参両院の三分の二以上の議員が
「憲法を改正すべきだ」
というのであれば、そうするべきであろう。
ただ、その議員を選び出す選挙に有権者の三分の二以上が参加していないと
いうようなことになると大変に虚しいものを感じる。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2012-12-17 01:22 | 草評


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