2013年 03月 23日

コッヘル207番 蓮根の焼売

b0061413_0232355.jpg 蓮根(レンコン)を使って焼売(シュウマイ)を作ってみた。蓮根を煮物にしてきんぴらにして、さらに余った時、仏教の象徴である蓮の呼吸系統にもなっている根幹の部分であるから腐らしてしまうことには罪悪感があった。ただ、煮物とキンピラときて和食以外の蓮根料理はないものか?と考えた時に中華にするということを思いついた。思いついたといっても元ネタ(レシピ)は「キューピー3分クッキング」である。蓮根の半分を大根おろしのようにすりおろして豚ひき肉と混ぜ、そこに塩・酒・みりん・醤油などの調味料を入れてよく練って、さらに蓮根の半分をみじん切りにして入れてさらに混ぜるという手法。「キューピー3分クッキング」は3分クッキングとはいっても一応10分番組。ただ、そのうちの3分間はキューピーのコマーシャルだろうか。30秒はテキストの紹介で、まあ料理のレシピを教えてくれる正味の時間が3分間というところである。当然、番組内では焼売を蒸す時間が省略されているのであるが、その部分のプロセスに片方の焼売のグループを番組で使っていたのとほぼ同じようなアルミの蒸し器で行い、もう一方の焼売のグループをダッチオーブンでやってみた。

b0061413_0233976.jpg というわけで、二種類の蓮根の焼売というものが出来た。正直言って、写真写りは専用のアルミの蒸し器で作ったやつの方がいい。皮(市販のシュウマイの皮)に具を詰めた状態も、蒸し器の方はけっこう丁寧に詰めたけれどもダッチオーブンの方(写真)は子どもといっしょに残ったものを雑に詰め込んだ。ところが、何と完成したものを食べ比べて蒸し器の方のものが何というか仕上がりも味もお上品であったが「やったぁ!美味いぞこりゃ!」と言いたくなったのはダッチオーブンで作った方のものであった。最初は先入観というのだろうか、調理器具として私はダッチオーブンにより愛着をもっているのでそう感じると思っていた。子どもたちも「ダッチオーブンで作った方が美味しい」と断言しても、それは自分で皮に具を詰める作業をしたからより愛着を感じるからではないかと思った。ただ、この時の食事は一個づつ食べ比べるスタイルでの夕食であったから、3ターン目からは案外と客観視のような審査スタイルで「うん、ダッチオーブンの方が美味しいなぁ」と頷いたのであった。何でなんだろうなぁ?ダッチオーブンの底に水を入れて100円ショップの105円の鍋敷きにアルミホイルを貼りめぐらせ、写真のように箸の先でズボズボと通気の穴を入れただけであるというのに。これを10分間火にかけてあとは10分間放置しておいただけだというのに。

b0061413_0235935.jpg 焼売の方の味についての言及よりもダッチオーブンを改めて称賛するようなブログ記事となったが、つくづくダッチオーブンは偉大だなぁと思った。私はガラケー(ガラパゴス携帯電話)を使っているのであるが、スマートフォンでアプリを駆使していろんなことができるといってもあんまり羨ましいとは思わない。(もっともパソコンとiPadがあるからそういうことを言えるのかもしれないが…)それよりも合衆国の西部開拓時代から存在していてフライパンにも中華鍋にもなりピザ窯にもなりスキヤキ鍋にもなり炊飯器にもなり色んなものになり今回は蒸し器にもなった、見かけは無骨そのものであんまり器用には見えないヤツのマルチプレイヤーぶりとそれぞれの分野で「そこそこやる」どころか「かなりの底力をとことん見せてくれる」ということに驚く。こういう道具は他になかなかない。さて、ダッチオーブンの話ばっかりだったので焼売の味の方にもちょっとはふれておく。この焼売、抜群にカラシが合う。そりゃ普通の焼売だってカラシがないと淋しいぐらいに合うのだけれども、この蓮根の焼売はカラシがなければ失望してしまうほどに合う。そういえば分野も調理法もまったく違うけれども熊本名物に辛子蓮根というものがあったなぁ。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2013-03-23 00:25 | 草外道


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