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2013年 05月 06日

草仏教掲示板(52) この木より 後に生まれて 先に死ぬ

b0061413_042430.jpg 巴里雀さんの川柳作品である。今までも毎日新聞の「万能川柳」を中心に何度か川柳作品を掲示させていただいたことがあるが、このたび巴里雀さんご本人と連絡をとることができた。巴里雀(パリジャン)さんは、パリ市民ではなく岡山市ご在住であった。12年前の今頃に毎日新聞社の東京本社で記者の方に「万能川柳を法語として寺報などの印刷物に転載する時にその許諾はどうしたらいいでしょうか?」というようなことを直接尋ねたことがある。「句集など出版物になっているものをそのままコピーするのは問題ですが、五七五の言葉を引用するのに許可は要らないと思いますよ。作者名を作品と併せて記しておけばいいと思います」と言われたのでそれに従っている。なるほど、そうでないと亡くなられたヒヤケナス先生の川柳などは許可のいただきようがない。「ヒヤケナス先生、あなたの言葉は生きてますよ」と掲載させていただいた。しかし、やはり作者ご本人から許諾がいただけ、しかもそれがご快諾であった場合はとても嬉しい。この川柳は、娘が修学旅行から帰ってきた時に清水寺の修復のために木を育てるところからはじめているという話をしている最中に頭に浮かび、掲げたくなった作品である。この言葉を読んでいただいている方がふと視線を右に向けていただけば、そこには銀杏の大木がある。屋久島やカリフォルニアには、樹齢が2500年以上と言われる大木が存在していると聞く。尋ねてみたい。法然、親鸞はもちろんのこと、釈尊(お釈迦様)が人間としてその寿命をまっとうしている間にもあった生命。そんな大木に接したら「人間の寿命は短いなぁ」と思うには違いないが、人間は遠い過去と遙かなる未来を見続けることができる存在である。

マーヒー加藤(文)
日本人・シャラポア(書)
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by kaneniwa | 2013-05-06 23:52 | 草仏教


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