草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ
2013年 06月 04日

「ドーハの悲劇を繰り返さない一戦」と位置づけたい

世界でいちばん口にされている言葉は何か?
ということを考えたことがある。
私が用意している答えが正解であるという確信はない。
ただ、その言葉は英語ではあるが民族、宗教、国家体制などを越えて
「世界でいちばん大声で叫ばれている言葉は何か?」
ということであれば、私が用意した答えはまず間違いないと思っている。

その言葉は

GOAL!

本田圭佑か、香川真司か、
岡崎のダイビングヘッドか、
はたまたオーストラリアをワールドカップ本戦出場から突き落とす
前田遼一のDEATH GOAL なのか、
意外と長谷部や長友や吉田の一発なのかわからないが
GOAL!を渇望する夜がやってくる。

さて「ドーハの悲劇」は1993年10月28日の出来事だったので、
「何となく15年ぐらい前だったかなぁ」
と思っていたら20年近く前の出来事であった。
今の日本代表でも香川真司ぐらいの世代は覚えていないはずだ。

この1993年10月28日のドーハでのイラク戦の放映権はテレビ東京が持っていたので、
何とこの歴史的な悲劇は地上波では全国放映されていなかったということに
後から気がつくのであった。
その時は結婚間近の同僚のSくん(旧姓イニシャルYくん)のアパートで
5人の職場仲間と一緒にその悲劇を観戦していた。

選手は三浦知良、ラモス瑠偉、柱谷哲二などヴェルディ川崎の選手と
デフェンスの要に「アジアの壁」こと井原正巳がいた。
清水エスパルスやジュビロ磐田など静岡県のJリーグのチームの選手が目立った。

「ドーハの悲劇」のイラク戦は三浦知良の先制ゴールの後にいったん追いつかれるが、
今日のオーストラリア戦では解説者を勤める中山雅史のゴールで勝ち越すという、
カズとゴンゴールの共演であり競演であり饗宴でもあり、その一試合の価値からしても
ロスタイムに入るまでは実に盛りがる展開であった。
それまでの盛り上がりが大きかったがゆえに悲劇への暗転は甚だしく、
祝杯のために開けたビールをやけ酒にする気力さえ希薄となり、
ビールの泡が消えていくが如くに
全身の毛穴から今まで経験したことがない気体が出ていって気が抜けた。
ロスタイムに入る前に試合が終わっていたとすれば、
深夜ではあったがそのまま池袋のキャバクラに「いざキャバクラ!」と駆けつけ祝杯だった。
それがやけ酒さえ飲む気力さえ萎えて眠りにつき、悪夢の続きを見たのであった。

しかし、20年前の日本代表の監督は ハンス・オフトさんだったんだなぁとしみじみ思う。
それ以前の監督は 横山謙三さんでワールドカップイタリア大会アジア予選は1次予選敗退だった。
そうしてみると、今回のザックジャパンには
マンチェスター・ユナイテッドの主力でその優勝に大きく貢献した選手はいるし、
インテル・ミラノのサイドバックはいるし、実に層は分厚い。
だから、20年前とは全然違うとは思う。

サッカーの日本代表を応援する人で、今夜の試合を落としてしまうことを考えている人など
ほとんどいないとは思うし、私も考えたくはない。
でも可能性としてあることは事実である。
その時、次のアジア最終予選のイラク戦の日程は6月11日にドーハである。
どうか今夜決めてもらって、一週間後のドーハでのイラク戦は
この20年間の日本のサッカーの進歩を落ち着きながら観戦できる機会であって欲しい。

マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2013-06-04 11:49 | 草評


<< 渋谷のスクランブル交差点を仕切...      名曲草鑑賞(38)冨所正一の ... >>