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2013年 07月 10日

タイム・ラグ・タイム・ブルース(8・完結編) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記

アメリカ南部の現代の文豪・じぇにー姐さんの広島弁によるシンプル文章を真似て
書いてきよった北海道遠征記じゃが、今回はいよいよ完結編じゃ。
広島弁で書き綴ってきたことに必然性や脈絡はまったくないとおもうたんじゃが、
ちょっとだけあったけぇそれにふれておこうかのぉ。
A住職さんより私は10歳年下なんじゃが、世代は違うものの大学のゼミナールが一緒じゃった。
そのゼミナールの指導教授が寺川俊昭先生いうて広島県の比婆郡出身じゃった。
もちろん寺川先生は筋金入りのカープファンで、
1986年、広島東洋カープと西武ライオンズの日本シリーズ第8戦(引き分けが2試合あったけぇの)
で西武ライオンズ秋山が金石投手から左中間にホームランを打ってホームインした際に
「バック宙」したのを見てしばらく体調を崩されたほどのカープ愛をもっておられたのぉ。
とはいっても、A住職さんと私が初対面したのは1年ちょっと前のライブハウスであり、
これは後追いで感じるご縁なんじゃのぉ。
では、完結編のスタートじゃよ。

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 今回は法林寺様のお庭のなかをあんまり写真にはおさめてこなかったんじゃが、これがまた「ターシャの庭か?」っちゅうぐらい季節の花々が咲いちょるいい空間じゃった。ずっと見つめてくれていたようなウッドデッキに寄り添うような白いバラだけは、去り際に写真を撮らせてもろうた。

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 今まで住職Aさんと表記させてきてもろうた阿知波一道先生じゃ。なんせ ♪じっれたい、じれったい、成仏するのかしないのか〜♪などの名フレーズ満載の知る人ぞ知る替え歌「坊主A」(今回、生ギター&生歌で私一人が聞かせていただくという贅沢も味わった)の作者じゃけぇ、イニシャルもAじゃし「住職Aさん」と思わず表記させてもろおてきた。ちなみに一年ちょっと前の初対面の後でしばらくしてから知ったんじゃが妹さんは名女優の阿知波悟美さんじゃ。

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 ご住職は急にお仕事が入ったために奥さんの運転で同乗したラグくんとともに長万部駅まで送ってもらう途中、その長万部の「クラフトたかの」というところに寄っていただいた。ドームハウスなんじゃが、ツリーハウス的でもありログハウス的でもある家じゃ。このハウス、何とクラフトたかのさんのご主人が8年間かけて完全に手造りで建ててしまったという。阿知波一道(住職A)先生がいろんなもんを造っているところを見た直後じゃったけぇ「北海道の人は何でも自分で作っちゃうんですか?」と思うてしもた。ただ、ご主人も営業時間前じゃったが出てきてくださったんじゃが、大阪のご出身じゃった。

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 ハンドクラフト家具や木工芸品を製作されるご主人(機織り機もあるのぉ)のお店にして素晴らしいカフェがこの「クラフトたかの」さんじゃった。外観も素晴らしいし、なかもワンダフルなんじゃ。

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 そうそう「クラフトたかの」さんが生み出すプロダクツではCDも忘れちゃいかんのぉ。55歳の時の阿知波一道先生が、この場所(写真で機織り機が置いてあるところにステージが設置された)で5時間55分の55曲コンサートをやられて、そのライブ音源から京都の楠木しんいちさんが選曲をされたCDが 「器」 じゃった。ワシもこのアップライトピアノを弾かせてもろうた。ウッディなドームハウスの高い天井に音が舞い上がって、それがライブ(反響が強い状態)過ぎずデッド(反響音がほとんどない)でもなく、木に吸い込まれた音が「降りてきてくれる」ような感覚があった。よくミュージシャンがライブ会場のことを「箱」(ハコ)というけれども、ここはそれ自体が実に素晴らしい「器」じゃったんじゃ。

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 やっぱ遠征記、旅行記を書く時には港、駅、空港といったポートやステーションと、そこでの乗り物の写真を撮っておかなくては書きにくいもんじゃな。がはは、近い将来に映画を撮る時(ぶぷぷ、iPadでのぉ)にもこの形式美は頭に入れておかんといかん。北海道の千歳からの飛行機が新潟空港に到着する前に低空飛行に入った時に、粟島が新潟県の地図帳のとおりに見えたけぇ感動したんじゃ。釣り天国のこの島にも訪れんといかんのぉ…でも坊主じゃけぇボウズだと困るのぉと思いつつ、そういえば粟島は新潟から北に出かけて飛行機で北から帰ってくる時じゃないと上からは見えんのぉ、と思うて、北海道に行ってきた実感がじんわりと湧いたんよ。

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 遠征記の最後のショットは「クラフトたかの」さんのモルソー(デンマーク製の薪ストーブ)の傍らでくつろぐラグくん。気候的にいちばん快適な季節に訪問させてもろうたんじゃが、ここ(新潟)もそうじゃが冬は厳しいじゃろう。ただ、こういう北欧製薪ストーブの前での「ストーブ・リーグ」(オフシーズンの野球談義)もまた格別じゃろう。そして、いい音を聞いてきたラグくんには、もしかしたらヘボな演奏をすると吠えられるかもしれんのぉ。吠えられんように精進せんといかんのぉ。「先週は北海道に行っておりました」とか「京都に行っておりました」とか「東京から戻ってきました」とか言っていると偉大なる勘違いをしてくださっている知人は「大変な修行をされていらっしゃるのですね」なんてことを言ってくださるんよ。ワシはちょっと照れながら「ええ、皆さんの想像を越えたというか、想像を絶するというか、想像もつかないというか、そういう修行をしてきました」と答えているんよのぉ。


マーヒー加藤

タイム・ラグ・タイム・ブルース(1) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
タイム・ラグ・タイム・ブルース(2) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
タイム・ラグ・タイム・ブルース(3) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
タイム・ラグ・タイム・ブルース(4) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
タイム・ラグ・タイム・ブルース(5) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
タイム・ラグ・タイム・ブルース(6) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
タイム・ラグ・タイム・ブルース(7) じぇにー姐さん文体による北海道遠征記
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by kaneniwa | 2013-07-10 23:19 | 雑草


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