2005年 02月 21日

『パッチギ』を喰らった!(2)

久しぶりに映画館で映画を観ようと思った理由はいくつか
あるが、たまたま手にとった週刊誌(文春です)で、滅多に
日本映画は絶賛したことのない小林信彦氏が、NHKに対する
大事な主張の原稿まで先送りしながら、この映画『パッチギ』に
対する大絶賛の声を送っていたことがきっかけだ。

そして、先日買った週刊『SPA!』の2月22日号でも、鴻上尚史
が 「井筒監督の映画『パッチギ!』に泣きました」というたいへん
ストレートな題名の文章で、監督の井筒和幸さんへの従来の他の
映画評への傍若無人(ぼうじゃくぶじん)ぶりには素直にいい印象
をもっていないことを打ち明けつつ、この映画そのものについては、
非常に難しい問題をスローガンでも啓蒙でも闘争でもなく、
真っ正面から描きつつエンターテイメントとして成立させている
井筒監督の手腕に大絶賛を送っています。
 (鴻上尚史執筆・ドン・キホーテのピアス第507回)

そして、私がこの映画を観ようと思ったきっかけの、これまた一つが、
私はこの数年、「悲しくてやりきれない」という一曲の歌に心底惚れ、
その歌そのものが映画のなかで重要な挿入歌となっていることは
もちろん、映画の音楽監督が加藤和彦氏であったということである。
(加藤和彦氏はその曲の作曲者であると同時に、映画の背景と
なった時代の重要な証人)

これについては、またまた別に論じなければならない。
映画の『パッチギ!』に出てくる最重要な曲が『イムジン河』という
歌であるが、この曲が放送禁止歌になり、昭和の大詩人サトウハチロー
氏の提供してくれた詩に、イムジン河のメロディを一旦、逆さまにして
曲を完成させたのが加藤和彦作曲の『悲しくてやりきれない』である。

映画とは関係ないが、この曲は色々な人がやっているが、私が4年ほど
前に聞いて、いきなり惚れてしまったのは、レゲエ界の歌姫
PUSHIM(プシン)の『悲しくてやりきれない』である。(CDアルバムCOLORSに
収録)

こちらも、是非ともどうぞ!

マーヒー加藤 http://www.iplus.jp/~naoko/index.html
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by kaneniwa | 2005-02-21 11:25 | 草評


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