2013年 09月 01日

コッヘル219番 巨大茄子蒸し焼き

b0061413_062753.jpg まずは何の変哲もないような茄子の炭焼き。生姜がたっぷりかかっていてこれに醤油をかければ安心する味。このシリーズの構成上、コッヘルに盛った写真の方を先に掲載するポリシー(大したポリシーではないが…)であることが残念で仕方ない(そんなに揺るぎないポリシーではないし、実際にはそんなに残念には思っていないのだが…)。これはとても巨大な茄子のほんの一部分でしかないのだ。それでもいつものコッヘルに山盛りとなっている。定番であるつつ、なかなか素晴らしい味であったが、それでも今回の眼目はこの茄子の大きさとその調理をした器具についての記述が中心となっていく。

b0061413_064577.jpg 青いロッジ(アメリカ合衆国のテネシー州のメーカー)の、何といったらいいのだろうか、いずれ草煩悩で紹介したいがダッチオーブン的な使い方ができる調理器具である。鉄製のものにコーティングがされた大きなココットとも言えるしストウブとも表記される。フランスのル・クルーゼなんかが有名だが、とにかくダッチオーブンのメーカーとして有名なロッヂの製品である。これを手に入れてシャラポア(妻・日本人)は手軽にダッチオーブン効果を家庭のキッチンに取り入れることができて大喜びだ。ただ、ひとつだけ残念なことがある。この青いロッヂが家に来る以前のシャラポアは女性としてはかなりのダッチオーブンの使い手であったように思うのだが「ダッチオーブンやスキレットはスゴく優秀な調理器具だけけれど重たい!この青いのが可愛くて持ちやすくて扱いやすいしけっこうダッチオーブン効果がある」ということで、あんまりダッチオーブンを使わなくなってしまったのだ。以前のシャラポアはダッチワイフとさえ言われたとか言われなかったとか、という時代さえあったのに。シャラポアがダッチオーブンを取り出すのはカボチャやキャベツの丸ごとの蒸し焼きの時ぐらいになった。さて、巨大な茄子を生産者の方からお布施としていただいて、この青いロッヂは10インチのサイズであり、ちょうどアナログ・レコードのLPのサイズである。最近はLPと言ってもキョトンとしている若者も多いので、サイズ比較用のウニを置いてみた。ギリギリで入らずにシャラポアはダッチオーブンを取り出すかと思いきや、巨大茄子の巨大なヘタを取ると「やった、ちょうど入った!」ということになった。これをカボチャの丸ごと蒸し焼きと同じく一滴の水さえ入れずにガスコンロにかけて25分ほど放置しておく。そして火を消してからこれまた15分ほど放置して蒸らして、あとは皮を剝いて(巨大茄子は皮を剥く手間が1回で済んで何だか得した気分)から適当に裂いて皿にとりわけ、私の分はコッヘルに盛った。ダッチオーブンやこの青いロッヂでのレシピ説明部分はいつも簡単すぎるなぁ。そして青いロッヂはさらに手軽に取り出せる。調理器具のなかでダッチオーブンとスキレットをえこひいきしている私だが、青いロッヂを使いたがるシャラポアの気持ちも実はよく理解できるのである。


マーヒー加藤

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by kaneniwa | 2013-09-01 23:06 | 草外道


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