草仏教ブログ

kaneniwa.exblog.jp
ブログトップ
2013年 09月 11日

治安が悪いということは、カッコ悪いことだ

トルコのカッパドキアの周囲を散策している時に襲われ、
新潟大学の4年生で銀行に就職が決まっていて、
大学入学時から国際交流活動に積極的であった栗原舞さんが
亡くなってしまった。

以前にも似た趣旨のことは書いたけれども、
治安が悪いということはカッコ悪いことだと思う。
トルコは訪れたことはないけれども、魅力的なところだ。
カッパドキアは世界遺産でもあり、自分でももしも行ったならば
その周囲を単独でも散策するということは充分にあるので、
被害者の側を責めることなどはまったくできない。
かといって、この事件などを気にせず女の子でもどんどん海外を旅して
どんどん街を散策しよう、とも私は言えない。
旅に安らぎとか癒やしを求める人もいるし、
街を歩くだけで日常にはない刺激を感じて、
それを自らクリエイトしていくことの糧としている人もいる。
ただ言えることは
治安が悪いということは、カッコ悪いことだ、と嘆くように言うことだけ。

これから書くいくつかの例は、みんな20年以上前のことなので
今ではかなり事情は変わっているかもしれないが
「治安が悪いってカッコ悪い」
という言葉になって自分の頭のなかに入っている例だ。

ロサンゼルスで
「本当は日本車が快適で故障も少なくて好きなのだが、アメリカ車に乗っている」
と言っていた日系人がいた。
車は趣味性も服をまとうようなセンスもあるし、どんな車に乗っていようと
他人がとやかく言う問題ではないけれども
「失礼ですが、それは経済的な問題でですか?」
と尋ねると
「経済性なら日本車の方がいいね、LAのダウンタウンでは日本車の薄い鉄板は
 すぐにトランクをバールでこじ開けられちゃうんだ」
という、予想外であった日本車の欠点について説明された。

やはり20年以上前のブラジルのサンパウロで、
ディバッグを背負うのではなく、みんなよだれかけのように前にしていた。
その理由は、普通に背負っていると特に地下鉄やバスのなかでナイフで背後から
バッグを切られて中に入っているものを盗まれてしまうからであるという。
そして、もっと驚いたのは車でどこかに食事などに行く時に
ほとんどの人がカーオーディオを外して手に持って入店することだった。
路上駐車はもちろん、駐車場に停めておく時でさえ、車を荒らされてカーオーディオを
盗まれてしまうという被害が頻繁にあるからだという。

リオデジャネイロというオシャレでカッコいい都会がある。
次の夏のオリンピックとパラリンピックはそこである。
素晴らしい街であった。
でも、イパネマ海岸に居ると日暮れ間近の素晴らしい夕暮れ時に
人はだんだんと少なくなり、警察官が
「日が暮れてくると強盗が出てくるからそろそろ帰りなさい」
と言うし、
オシャレな男女がたむろすリオのオープンカフェは、
これほど快適でオシャレな場所は地球上でそうそうなかろうと思うほどなのだが、
ディバッグを前掛けにした男がカーオーディオを手にもって入店してくるのであった。

マーヒー加藤
[PR]

by kaneniwa | 2013-09-11 23:54 | 草評


<< 草仏教掲示板(56) ロベルト...      2020年の東京の夏を想像してみる >>