2013年 11月 07日

草仏教経済学(22) 買い物は4月にしようかな

新潟県の三条市に住んでいた時に
なじみの居酒屋さんの生牡蠣にノロウイルスが付着していたために
そのお店は一定期間の営業停止となって新聞にも載った。
営業が再開されたその日に駆けつけると、とても喜んでくれて店を出る際に
「ありがとうございます、ありががとうございます」
と何度も言われ、深々と頭を下げられた。
数週間後に茨城県から団体参拝でお見えになるお客さんたちの昼食会場の選定に苦慮していた時、
相談の電話をかけると
「わかりました、昼の営業は貸し切りにしましょう」
と言ってくれて、阿賀野川の大シジミなどいい材料を仕入れてくれ、
「これで一人あたり1000円の昼食費で利益は少しでも出たのだろうか?」
と思えるほどの素晴らしい昼定食を用意してくれていたのであった。

東京を大型の台風が直撃した日の夜に
池袋のキャバクラに行ったことがある。
帰りのタクシーを捕まえることができるのかできないのか?ちょっとスリリングだったが
席についたキャバ嬢が代わるたびに
「お前の顔が見たくて嵐のなかやって来たぜ!」
と言った。
全体的にも通常料金で「こんなに歓待してもらっていいのか?」というほどのVIP扱いであった。

来年の4月から消費税が上がるということで、通常の年末年始の商戦も含めて
3月まではいろいろなものの駆け込み需要がある。
そして消費税が3%から5%になった時もそうであったように、4月からはその反動がある。
自分も、特に高額商品は「消費税が5%から8%になると…」と、ついつい計算してしまう。
しかし、考えたら来年の4月は、たとえ大型店でさえもヒマそうにしている店員から
じっくりと意見を聞ける大きなチャンスのような期間であると、ふと考えた。
刑事ドラマの刑事のような口調で
「なぜこの商品はこれだけの値段がするのか、納得ができるご説明ができますかねぇ?」
なんてことも訊けるような気がする。
そして、本当に納得できたら、それはいいなぁと思う。
だから、欲しいものは3月ではなくて4月に買おうと思っている。
そう思うことでこれからの4ヶ月とちょっとの期間、冷静な判断がはたらくと思う。

「さいごの相場師」といわれた是川銀蔵(これかわぎんぞう)さんは
株式で世間が「買いだ!」と騒ぐと売り、「売りだ!」と騒ぐと買った。
私がここで言う経済活動は投資ではなく消費であるが、
それでも世間が「買い」と言えば見送り、
「財布を締めよう」と言えば緩めるという姿勢でありたいと思った。

選挙の投票機会はたまにしかないけれども、
消費者としての選びは日常のこととしてある。
その選びを流されずにしっかりと大事にしたいと思う。

マーヒー加藤
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by kaneniwa | 2013-11-07 23:28 | 草評


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